空飛ぶバイク「Hoverbike」を開発している Chris Malloy 氏は、開発資金をクラウドファンディングサイト Kickstarter で募り、一定額を出資した出資者には見返りとして Hoverbike の3分の1スケールドローンやアクセサリ類などを提供するキャンペーンを開始した。

まさに空飛ぶバイク  Hoverbike
まさに空飛ぶバイク
Hoverbike



飲み物を運ぶなど安定した飛行を見せる

Hoverbike はプロペラを四つ搭載するクアッドコプターで、バイクのシンプルさとヘリコプターの自由さを兼ね備えた乗り物。同製品の開発にあたりコンセプトモデルとして3分の1スケールドローンを作成したところ、素晴らしい性能を発揮し、開発資金を集めるために販売することを決めた。

3分の1スケールドローン本体
3分の1スケールドローン本体

簡単なコントローラーのみ自作すれば飛行させられるドローンを手に入れるには、記事執筆時点で最低でも900ポンドの出資が必要だ。ドローンの最高速度は、秒速20m(時速72Km)。到達高度はコントローラーの電波が届く高さまで。重さは2.2kgで、二つ折りにしてコンパクトに収納することも可能。本体下部にはカメラを搭載できる。

Cyborg Buster
Cyborg Buster

さらに、同出資額では3Dプリンタで作れる人形「Cyborg Buster」の CAD モデルも付属する。人形の頭部にはウェアラブルカメラ GoPro を搭載するくぼみがあり、実際にドローンに乗せることができる。

さらに、1,050ポンド以上出資すると、オリジナルデザインの T シャツや、ドローンを収納できるリュックサックもセットでもらえる。

Hoverbike は、現在人が乗れるプロトタイプ設計の最終段階に入っており、数か月のうちにフライトテストを行い、成功次第で飛行許可を得るためのプロトタイプ完成を目指す。出資額は募集期間終了の9月1日まで32日の時点でおよそ2万2,800ポンド集まっており、目標額の3万ポンドが集まれば開発を続けられるとのこと。