米国アリゾナ州の Elio Motors は、3輪自動車「Elio」を開発した。2015年後半に市販開始予定としている。


「Elio」は、55ps を発生する 0.9リッター3気筒 SOHC エンジンを搭載した3輪自動車。スペックに特筆すべきものはないが、「燃料費の高騰」「渋滞の悪化や駐車場不足」「自動車価格の高騰」といった問題に対応可能であることを売りにしている。3輪化されたことでボディが小型軽量化され、これらの問題に対応可能となった。


「Elio」は、「燃料費の高騰」に対応するため、「1ガロンあたり84マイル(1リッターあたり約35.7キロ)」という低燃費を実現した。満タン時の走行可能距離は1,070キロ。Elio Motors によれば、これは“デトロイトからニューヨークシティまで無給油で走破できる”ほどの燃費だという。


「渋滞の悪化や駐車場不足」に対応するため、ボディサイズを小型化。全幅1.69x全長4.1x全高1.38メートルを実現している。小型化されたにも関わらず、高い安全性能を維持。同クラスの自動車に比較して50%大きなクラッシャブルゾーンが設定された。その他、ABS なども標準で装備される。


「自動車価格の高騰」に対応し、価格は6,800ドル(約69万7,000円)に押さえられた。「Elio」であれば、中古車なみの価格で新車を購入できる。


筆者が米国に住んでいた頃、ガソリン代は1リットルあたり20円から26円程度だった。現在は、1リットルあたり100円を超えている。米国では低燃費車は流行らないと言われていたが、ここまでガソリン代が高騰し、その状況が固定化すると「Elio」のような低燃費車が登場するという事実は非常に興味深い。「Elio」は現在予約受付中だが、すでに2万5,000人が予約注文をし、納車の日を心待ちにしているという。