ライト、ベル、サイクルコンピューター、盗難防止装置、それにスマートフォン。自転車のハンドルバーには様々なものが取り付けられており、それぞれが別々のインターフェイスを持っている。


これらをまとめてすっきりさせたいと考えたのがドイツ在住の Andreas Gahlert さん。Gahlert さんは iCradle を起業し、自転車用のスマートコネクトシステム「COBI」を開発した。


「COBI」は自転車に取り付けられる様々なアクセサリの機能を一か所に集め、その操作インターフェイスを利用者のスマートフォンに集約する製品。「ハブ」「バックライト」「サムコントローラー」、そして「専用スマートフォンアプリ」で構成されている。

「ハブ」は、「COBI」のメインユニット。スマートフォンをハンドルバーにマウントする役目を果たす。IPX6 の防水性能を備えており、急な雨などからスマートフォンを保護できる。


「ハブ」には、加速度、気圧、高度、照度などを計測する各種センサーが取り付けられており、「COBI」の提供する機能と連携している。例えば「ハブ」に取り付けられた LED ライトは、照度センサーにより周囲が暗くなったときに自動点灯する。


スマートフォンを「ハブ」から取り外して自転車を駐輪させておく間も、「ハブ」内部の加速度計は自転車に対する衝撃や急な動きを検知し続けている。盗難と考えられる動きがあった場合には、「ハブ」はライトとアラームで警告。利用者のスマートフォンが接近するまで、警告を続ける。


「ハブ」に電力を供給するのは、3.6ボルト6,000mAh のリチウムイオンバッテリ。これは本体だけでなく、スマートフォンにも電力を供給可能。「ハブ」に取り付けたスマートフォンの利用時間は、約5倍に伸びるという。


「テールライト」は Bluetooth 経由でコントロールされ、ブレーキライトやターンシグナルとして機能する。


「サムコントローラー」は、親指で「COBI」を操作可能にするインターフェイス。利用者は「COBI」をスマートフォンのタッチスクリーンから操作可能だが、「サムコントローラー」を利用すれば、ハンドルバーから手を離すことなく、安全に操作できる。


「専用スマートフォンアプリ」は、走行速度、走行距離、燃焼カロリーを表示する他、最新の天気やナビゲーションシステムなどを利用者に提供する。


 iCradle は現在、kickstarter で「COBI」に対する出資者を募集中。179ドル以上の出資で、「COBI」を入手可能だ。出荷は2015年6月を予定している。