岩手県の私鉄、三陸鉄道が生み出したイメージキャラクター「鉄道ダンシ」の小説を募集する「ライトノベルプロジェクト」。ついにその受賞作が決定した。

三陸鉄道の「鉄道ダンシ」(イラスト:カズキヨネ、画像出典:三陸鉄道)
三陸鉄道の「鉄道ダンシ」(イラスト:カズキヨネ、画像出典:三陸鉄道)

鉄道ダンシは、三陸鉄道の社員などとして描かれた架空の美青年だ。地震で大きな打撃を受けた三陸鉄道に、復興の力になりたいと2012年4月1日にまず2人が入社。実家が漁師で釣りが趣味の「恋し浜レン」と実家が酪農家で乳製品やワインが好きな「田野畑ユウ」で、それぞれ南リアス線・恋し浜駅と北リアス線・田野畑駅で駅務や営業、三陸復興にかかわる業務を担当している。

恋し浜レン(イラスト:カズキヨネ、画像出典:三陸鉄道)
恋し浜レン(イラスト:カズキヨネ、画像出典:三陸鉄道)

田野畑ユウ(イラスト:カズキヨネ、画像出典:三陸鉄道)
田野畑ユウ(イラスト:カズキヨネ、画像出典:三陸鉄道)

その後、新たに復興支援先で恋し浜レンと交流を深めた「恋ヶ窪ジュン」が父親と同じ西武鉄道に就職して国分寺線・恋ヶ窪駅に勤務するようになった。

恋ヶ窪ジュン(イラスト:カズキヨネ、画像出典:三陸鉄道)
恋ヶ窪ジュン(イラスト:カズキヨネ、画像出典:三陸鉄道)

三陸鉄道が、2014年11月から3人の登場する作品の投稿を呼びかけていたのは以前紹介した通り。締め切りは2015年2月で、インターネット上では募集期間が短すぎるのではないかと心配する声もあったが、合計30件の応募があったそう。

最優秀賞を獲得したのはペンネーム衣南かのんさん(千葉県船橋市の女性)。作品名は「三陸鉄道・鉄道ダンシ部~彼らは海に何を見る~」。賞金10万円と賞状、副賞が贈られ、作品出版が決まった。

また優秀賞をかちえたのはペンネーム小間ねずみさん(東京都新宿区の女性)。作品名は「この町で、待っているから」。賞金5万円と賞状、副賞が贈られる。

ちなみに募集時にはジャンル指定などはなく恋愛、学園ものから人情、ミステリー、それにファンタジーや SF、バトルアクションまで自由としていた。受賞作はいったいどんな内容なのだろうか。

今後、8月中旬にかけて、最優秀賞受賞者とライトノベルを出版する創芸社とのあいだで、作品内容のブラッシュアップとイラストレーターの確定を行うそう。順調であれば、12月下旬には全国の書店で発売となる見通しだ。