ガソリンエンジンを使ったバイクの製造には、高い技術が要求される。だが電動モーターを利用するのであれば、バイクの製造は比較的簡単だ。このため電動バイク市場には、多くのスタートアップ企業が参入を続けている。

ニュージーランドのUbcoもそんな企業の1つ。同社は、軽量な前後輪駆動の電動オフロードバイク「2x2」を開発した。


「2x2」は前後輪ハブモーターを搭載した電動バイク。農地内などで農具などを運搬する目的で開発された。排出ガスはゼロなので、農地や家畜に悪影響を与えない。また、前後輪駆動なので、舗装されていない農地内でも走行できる。


だが、「2x2」の活用範囲は、農地だけではない。音が静かで排気ガスで環境に負荷を与えないこの電動バイクは、例えば、環境保護が重要と考えられる場所での観光や、写真撮影などでも利用できる。その他、一般的なオフロードバイク同様の利用も想定されているという。そしてもちろん、通勤や通学に利用することも可能だ。


「2x2」には、3つの特徴がある。1つ目はメンテナンスが簡単なこと。クラッチやチェーンなどの機械的部品の点数がガソリンバイクより少ないため、メンテナンスの回数を減らすことができる。


2つ目の特徴は、「SuperX」と名付けられたX型のフレーム。これにより、車両重量はわずか50キロでありながら、耐荷重200キロを実現した。


3つ目は、他のデバイスへの給電機能が備えられていること。農機具やドリルなどへの給電が可能な他、USBポートを利用してスマートフォンなどを充電することもできる。


この給電機能を実現しているのは、40Ahのリチウムイオンバッテリー。このバッテリーは走行時にも利用されており、一回の充電で走行可能な距離は最大で約100キロとなっている。最高速度は時速45キロだ。


Ubcoは現在、「2x2」のプリオーダーを受け付けている。価格などは不明だが、個人輸入する場合には、ニュージーランドからの送料が必要となる。