ヒュンダイによるコンセプトカー「Prophecy」が公開されました。ハンドルではなく、ジョイスティックで操作するEVです。
「Prophecy」のジョイスティックはセンターコンソールとドアトリムの位置に取り付けられています。ヒュンダイによればハンドルではなくジョイスティックでクルマを操作することで、ドライバーはまったく新しい、より直感的なドライビング体験を得られるのだとか。
ジョイスティックにより、ドライバーはより快適なドライビングポジションを取れるようになれるそう。また、ジョイスティックに取り付けられた各種ボタンにより、ドライバーはスティックから手をはなさずに、様々な機能を操作できるようになるそうです。
ジョイスティックによる恩恵は助手席の乗員にも。ハンドルが無くなったことで、従来よりも前方視界が広くなりました。リクライニングした状態であっても、ピラーからピラーまで何の妨げもない、広い視野を得られます。
エクステリアはEVアーキテクチャの恩恵を受け、ショートオーバーハングとロングホイールベースを実現しています。リアにはスポイラーが装備され、高速走行時の安定性を高めました。プロペラ形状のホイールも、空力特性の向上に貢献します。
ショートオーバーハングとロングホイールベース
唯一気になるのがシートデザイン。最新の装備満載のコンセプトEVなのに、シートは一昔前の電車のようなデザインなのです。これは画像ではなく、実物を見れば違った印象を得られるのでしょうか?
ジョイスティックでどのようにクルマを操るのか、そしてシートは本当にこんなデザインなのかを確認することは、ジュネーブモーターショーが中止になってしまったので現時点ではできません。次のモーターショーで実物が公開されるのが楽しみです。