エディンバラ・ネピア大学のJack Lennieさんは、ダウンロード可能なオートバイ「Tinker」を発表した。

ダウンロード可能なオートバイ「Tinker」
ダウンロード可能なオートバイ「Tinker」

「Tinker」は、オープンソースのオートバイ。スペックをダウンロードすれば、1960年代に英国で流行した“カフェレーサー”スタイルのバイクを誰でも自分で組み立てられるという。組み立てはホームセンターなどで購入できるツールが使用可能で、プロ仕様のものは不要だとしている。

「Tinker」のデザインは、1960年代に英国で流行した“カフェレーサー”スタイル
「Tinker」のデザインは、1960年代に英国で流行した“カフェレーサー”スタイル

英国でオートバイが廃棄される場合、その90%はフレーム破損が原因だという。だが、他のパーツはまだ使える場合がほとんどだ。Lennieさんはここに目をつけ、誰にでも製作でき、様々なタイプ・排気量のエンジンが取り付け可能なフレームを設計すれば、廃棄されるオートバイのパーツ再利用が進むと考えた。これが「Tinker」開発を思い立った理由だという。

「Tinker」は、2015年7月に英国ロンドンで開催された展示会「New Designers」で「New Designer of the Year 2015」を受賞した。審査員は「Tinker」について次のようにコメントしている。

「Jackの出発点は、我々には想像もつかないものだった。90%のオートバイがフレームのダメージによって廃棄処分となっている点に目をつけ、そのスクラップに賢明かつ革新的な方法で再び命を与えたのだ」

受賞を喜ぶJack Lennieさん
受賞を喜ぶJack Lennieさん

Lennieさんによるオープンソースファイルには、フレームの製作方法の他、エンジンやパーツの入手方法などが記載されているという。これを使えば世界中どこでも「Tinker」を製作でき、プロダクションコストや、輸出入のコストも削減可能だとLennieさんは主張している。

シートの製作はかなり難しそうに見えるが…?
シートの製作はかなり難しそうに見えるが…?

「Tinker」の“カフェレーサー”スタイルのデザインは悪くない。入手できるものならば、一度乗ってみたいとは思う。とはいうものの、本当にフレームは誰でも製作できるのか、パーツは日本でも入手できるものなのか、そしてナンバーを取得して公道を走行できるのかなど、「Tinker」の詳細について、現時点では分からないことばかりだ。

「Tinker」のオープンソースファイルは、2015年の後半にもダウンロード可能になるとのこと。公開されたらファイルを入手し、検証してみたい。