バイク用品を扱う ICON は、バイク事故でどこを怪我することが多いかが一目でわかるヘルメット「Airframe Statistic」を発売しました。


「Airframe Statistic」は、バイクで事故を起こした場合、頭部のどの箇所がもっとも怪我しやすいかを数値で示したヘルメット。数値についてはバイク事故に関する調査をまとめた信頼性の高い報告書である「Hurt Report」をもとにしたそうです。


バイク事故で怪我しやすい箇所が数値でわかるヘルメット「Airframe Statistic」
バイク事故で怪我しやすい箇所が数値でわかるヘルメット「Airframe Statistic」

ヘルメットの表面は、境界線でいくつかのセクションに分けられています。そのセクションの数字を見れば、その部分がどの程度怪我をしやすいかがわかる仕組み。これによれば、バイクライダーがもっとも怪我をしやすいのは右アゴなんだとか。オープンフェイスヘルメットをかぶっていると、顎が保護されないのがこの数値の理由だそうです。反対に、もっとも怪我をしにくいのは頭頂部。怪我をする確率はわずかに0.4%となっています。

もっとも怪我をしにくいのは頭頂部
もっとも怪我をしにくいのは頭頂部

「Airframe Statistic」の目指すところは、この数値を見たバイクライダーにヘルメットの重要性を再認識してもらうこと。それによって、ヘルメットの着用率を上げていくことだそうです。ヘルメット着用率の高い日本では不要な商品かもしれません。でも、このヘルメットをかぶって集会などに出かければ、話のタネにはなりそうな気はします。

「Airframe Statistic」の目標は、ヘルメットの着用率を上げること
「Airframe Statistic」の目標は、ヘルメットの着用率を上げること

米国での価格は390ドルとなっています。