米国人は、子どもの頃から社交性を身に付けるように教育されています。例えばエレベーターで見知らぬ人と2人っきりになった場合、その数十秒間にぴったりの会話を苦も無くやってのけてしまいます。

それは飛行機の機内でも同じ。見知らぬ人と隣の席になったとき、当たり前のように自己紹介をし、会話を始めます。でも、そのような能力があるからといって、その状態が快適かというと、案外そうでもないみたい。長時間知らない人と隣り合わせでいることには、ストレスを感じている人が実は多いのだそうです。

イスラエルの Idan Noyberg さんと Gal Bulka さんは、そんな飛行機内でのストレスを軽減してくれる「b-tourist strip」を開発、designboom で発表しました。


「b-tourist strip」は、エコノミークラスでの旅を快適なものにするツール。自分の座席と前の座席に取り付けることで、エコノミークラスの座席に、ビジネスやファーストクラス並みの(?)プライベート空間を作り出します。素材に伸縮性生地を採用しているので、どのような座席にも適合可能。機内での食事、読書、映画鑑賞で、隣の人から邪魔されない、快適な旅を可能にします。




さて、この「b-tourist strip」。designboom のコメント欄には、次のような意見が書き込まれています。

・素晴らしい!! 快適そうだし、隣の席の喋り好きな人をシャットアウトできる。
・とても良いアイディアだ。もっと早く欲しかった。これは、電車やバスなど、他の公共交通機関でも利用できそうだ。

一方で、アイディアは良いとしつつも、欠点も多いと指摘されています。それらは、次の3つの意見に集約できます。

1. 通路側の席の人が「b-tourist strip」を利用していた場合、窓側席の人がトイレに立ちたくても、通路に出られない。
2. 緊急時に、避難の障害となるのではないか?
3. 前の席の人は、自分の席の枕部分にこのようなものが取り付けられるのを嫌がるだろう。

「b-tourist strip」の構造はとてもシンプル。材料さえあれば、10分くらいで自作できてしまうでしょう。でも実際にこれを作って機内で使用すると、前の席の人からも、横の席の人からも苦情が来るかもしれません。