バレーパーキングとは、係員付きの駐車サービス。ホテルやレストラン、空港などで実施されており、利用者は所定の場所で自動車を止めるだけで、あとは係員が駐車場まで車を移動してくれるというものだ。

ドイツのデュッセルドルフ空港では先週、ロボットによるバレーパーキングサービス「PremiumPLUS Parking」の運用を開始した。このサービスにより、空港利用客は空きスペースを探して駐車場内を走り回る必要がなくなった。

ロボットによるバレーパーキングサービス「PremiumPLUS Parking」
ロボットによるバレーパーキングサービス「PremiumPLUS Parking」

空港利用客は、愛車を所定の位置に停止させ、駐車システムのタッチパネルに触れるだけで良い。これで、駐車ロボット「Ray」が自動車を空きスペースまで自動的に運んでくれる。

愛車を所定の位置に停止させ、
愛車を所定の位置に停止させ、

駐車システムのタッチパネルに触れるだけ
駐車システムのタッチパネルに触れるだけ

Ray は自動車をフォークリフト状のシステムで持ち上げ、249箇所ある駐車スペースのうち、バレーパーキング向けに予約された場所に運ぶ。

駐車ロボット「Ray」は自動車を持ちあげ
駐車ロボット「Ray」は自動車を持ちあげ

バレーパーキング専用領域に運び
バレーパーキング専用領域に運び

空きスペースへ保管する
空きスペースへ保管する

愛車の駐車状況は、スマートフォンから確認できる。


デュッセルドルフ空港は、「Ray」の導入について次のように述べている。

「Ray はビジネス客にとって魅力的なシステムだ。彼らはフライトの直前に空港に到着することが多く、効率の高い駐車システムを求めている」


利用客側の評判も上々。バレーパーキングは確かに便利ではあるが、係員の運転がうまくない場合、愛車に傷をつけられてしまう場合がある。また、バレーパーキングでは係員にカギを預けるが、係員がこのカギを使って自動車を運転し、ドライブを楽しんだり、犯罪に悪用したりすることもある。 だが「Ray」の自動運転システムでは、壁や他の自動車にぶつかることはないという。また、「Ray」には「ドライブを楽しむ」という機能は搭載されていないので、自動車を悪用されることもない。これらの理由により、「Ray」は利用客側からも歓迎されている。