東京都が「日本のパナマ運河」と呼ぶ扇橋閘門が、今年も夏休みのあいだ一般開放される。高さの異なる2つの河川を船が行き来できるようにした「水のエレベーター」とでも言うべき施設だ。

東京都いわく「ミニパナマ運河」、うむむ
東京都いわく「ミニパナマ運河」、うむむ

パナマ運河といえば、太平洋と大西洋という海面の高さが異なる2つの海をつないで行き来できるよう、米国が20世紀に作った未曾有の人工河川。

さて、都内にある扇橋閘門はそのミニチュア版ともいえる設備だ。隅田川と旧中川という2つの河川をつなぐように掘られた運河「小名木川」のほぼ中央に位置しており、2つの水門を備えている。

水門と水門のあいだにある水路(閘室)に船を入れてしっかり閉鎖し、閘室の中の水位だけを上げ下げすると、船も一緒に、ちょうどエレベーターに乗っているかのように昇降し、高さの異なる河川から河川へと移動できる。夏場など水辺に親しみやすい季節には、プレジャーボートなどがよく利用している。

東京都ではその扇橋閘門を一般開放する。8月9日、10日、16日、17日、23日、24日、30日、31日の8日間だ。時間は9時30分~17時。場所は都営新宿線・東京メトロ半蔵門線住吉駅から徒歩10分。船からも上陸して閘門施設を見学できるよう、防災船着場もあわせて開放するそう。