
日産は米国ラスベガスで開催されるSEMAショー2018で、「フェアレディZ(米国での名称は「370Z」)」ベースのカスタムカー「Project Clubsport 23」を公開する。

日産が「370Z」ベースのカスタムカーをビルドした理由は、「370Z」オーナーに対してカスタマイズの可能性を示すため。「Project Clubsport 23」ではオリジナルのNAエンジンを、3.0リットルV6ツインターボエンジンに載せ替え、50hpのブーストアップが可能なことを示した。

パワーアップに伴い、ステアリング、サスペンション、ブレーキなども強化された。その他、ホイール、スポイラー、リアバンパー、ボディパネルなども、オリジナルからは交換されている。

使用されたパーツはいずれも一般ユーザが、純正品あるいはアフターマーケットパーツとして比較的容易に入手可能なもの。特注パーツを使わなくても、誰でも「Project Clubsport 23」と同じカスタムカーをビルドできると、日産は主張している。
日産はSEMAショー2018でカスタムカーを計5台公開する。5台中、「Project Clubsport 23」以外で興味深いのは、小型クロスオーバーカー「Kicks」をベースにした「Kicks Sound Machine」だ。

「Kicks Sound Machine」は、今年の夏にロサンゼルスで開催されたBETアワード18で初披露されたもので、今回が2度目のお披露目となる。同カスタムカーには、8スピーカーからなる「Bose Personal Plus」サウンドシステムが搭載されている。

リアにはDJブースが搭載されている。日産はクルマ1台が駐車できるスペースさえあれば、「Kicks Sound Machine」を持ち込んでその場所をクラブにできるとしている。
