
トライアンフが「Bonneville(ボンネビル)」の特別仕様車「Bud Ekins Special Edition」を発表しました。プロスタントマン バド・イーキンズ氏の名前を関したスペシャルエディションです。

バド・イーキンズ氏はモトクロスレースやデザートレースのトップレーサーであり、ハリウッドのプロスタントマンでもあった人。映画『大脱走』ではスティーブ・マックイーン氏のスタントマンとして、オートバイでの大ジャンプを実行したライダーでもあります。

今回発表された特別仕様車のベース車両は「T120」と「T100」。これらに対し、赤と白を基調とした独自のペイントスキームが採用されました。

タンクやフロントマッドガードには「BUD EKINS」氏の名前が入った特別なフライング・グローブロゴが配されました。エンジンには専用のブラックバッジが装着されています。



ディティールも特別感のあるもの。ミラーはバーエンド仕様とされています。

「T100」と「T120」の違いについて少し触れておくと、「T100」のドライブトレインには最高出力55PS、最大トルク80Nmを発生する900cc SOHCパラレルツインエンジンと5速ギアボックスの組み合わせが採用されています。

一方、「T120」では最高出力80PS、最大トルク105Nmを発揮する1,200cc SOHCパラレルツインと6速のギアボックスが装備されました。

両マシンとも、1959年型ボンネビルにインスパイアされた独自のスタイリングを有しています。

メーカー希望小売価格は「T100」が129万3,500円で、「T120」が156万7,500円。発売は2020年春に予定されています。