「ランボルギーニ エスパーダ CHDエディション」は、2018年に公開されて話題となったカスタムカー。1968年式のランボルギーニエスパーダをベースに、フランスのCarrosserie Herve(カロッツェリア・エルベ)とDanton Arts Kustoms(ダントン・アート・カスタムズ)のコラボレーションによってビルドされた、エスパーダ生誕50周年の記念車です。
名称のCHDエディションとは、製作したCarrosserie HerveとDanton arts kustomsに由来。Carrosserie Herveによるイタリア愛と、Danton Arts Kustomsによるクリエイティビティに溢れていることを表現しています。
Danton Arts Kustomsと言えばホットロッドで知られたショップ。「ランボルギーニ エスパーダ CHDエディション」でもホットロッドスタイルの要素がしっかりと詰め込まれています。例えばV12エンジンはむき出しとされています。
サスは交換され全幅は約2.5メートルとなりました。ダントン・アート・カスタムズはこのディメンションを「長く低い、ワイルドなスタイル」であると評しています。
…本当に長い!
フロントスクリーンは戦闘機を思わせるリベット留め。このむき出しリベットはCHDエディションの随所に配されて、このクルマを特徴付けるスタイリング要素の1つとされています。
一方でフロントフェイスにはデイタイムランニングライトが装備されるなど、現代的な要素も取り入れられました。
シートとインテリアコンポーネントは、Danton Arts Kustomsが製造したオリジナル。肘や頭をぶつけると痛そうな造形です。インテリアでもむき出しリベットが随所に配されています。
1968年に発売されたオリジナルのエスパーダは10年間で1,200台が製造されました。発売当時はそのデザインは物議をかもすものだったそう。今回ビルドされたCHDエディションでは、その“物議をかもすデザイン”という要素をしっかりと引き継いだそうです。
落札予想価格は20~25万ドル(約2,200~2,740万円)と、過去のオークションで設定されていた最低落札価格よりもぐぐっとお買い得に。ランボが好きな方はもちろん、イタリア国旗が好きな方、そしてリベットが好きな方、オークションに参加されてみてはいかがでしょうか?