自動車から「公共の交通機関+自転車または電動バイク」への通勤手段の切り替えは、世界的な潮流。この潮流に乗り遅れまいと、多くの企業が電動バイクの開発を急いでいます。

米国イリノイ州に本拠を置くGREEN ENERGY MOTORS もそんな企業の1つ。同社は、スーツケース型電動バイク「COMMUTE-CASE」を開発。現在、同社サイトで予約を受け付けています。


「COMMUTE-CASE」は、折り畳むとスーツケースになる電動バイク。電車、バス、飛行機などに搭乗する際にはスーツケースとして、公共交通機関から降りて目的地まで移動する際には電動バイクとして使用できる乗り物です。

電車に搭乗する際には、スーツケースとして持ち込み、
電車に搭乗する際には、スーツケースとして持ち込み、

電車から降りたら、電動バイクとして利用します
電車から降りたら、電動バイクとして利用します

キャリーバッグのように持ち運ぶことも可能です
キャリーバッグのように持ち運ぶことも可能です

このケースの中に、バッテリーやモーター、ハンドルにタイヤがすべて入っているなんて、まるでエスパー伊藤さんのイルージョンのよう。でも、それだけではなく、「COMMUTE-CASE」には荷物を収納するスペースもあり、スーツケースとしての本来の役目も果たしてくれます。

小さなスーツケースの中には、タイヤやステップなどが装備されているだけでなく
小さなスーツケースの中には、タイヤやステップなどが装備されているだけでなく

荷物を収納するスペースも用意されています
荷物を収納するスペースも用意されています

折り畳み式の電動バイクは何種類も販売されていますが、折り畳んでも車輪は外に出てしまうというものがほとんど。これでは、気が引けてしまい、混雑した電車やバスには持ち込めません。でも、「COMMUTE-CASE」の外見はほぼスーツケース。多少混雑しているときでも、遠慮なく持ち込むことができてしまいます。心理的障壁を下げることで、「公共の交通機関+電動バイク」による通勤者を増やすのが GREEN ENERGY MOTORS の目指すところ。同社の Web サイトには次のようにあります。

「短距離移動の代替手段を提供することで、COMMUTE-CASE は、都市の大気汚染を改善し、燃料消費を抑え、交通渋滞を緩和できる」

「COMMUTE-CASE」であれば、電車やバスに遠慮なく持ち込めます
「COMMUTE-CASE」であれば、電車やバスに遠慮なく持ち込めます

バッテリーの充電に必要な時間は約60分。フルに充電すれば、時速20キロで約40キロ走行できます。

サイズは幅約46 x 高さ約33 x 厚さ約10センチで、重さは約12キロ。電動バイクとして使用する際のハンドル最上部の高さは約1.17メートル。カラ―バリエーションとしては、ブルー、ゴールド、グリーン、ピンク、パープル、レッド、シルバー、ブラックが用意されています。

カラ―バリエーションの1つ「レッド」
カラ―バリエーションの1つ「レッド」

価格は5,990ドル(約60万円)とかなりお高め。でも、「COMMUTE-CASE」で約40キロ走行するのに必要な電気代は、米国の電気料金ではわずか10セント(約10円)。これは、同距離を自動車で走行する場合の米国における平均的なガソリン代3.35ドル(約340円)と比較してはるかに安くすみます。また、オフィスの近くに駐車場を借りる必要もないため、長期間利用を続けることで十分に元が取れると、GREEN ENERGY MOTORS は主張しています。

「COMMUTE-CASE」には、駐車場は必要ありません
「COMMUTE-CASE」には、駐車場は必要ありません