Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)はスポーツコンパクト「Aクラス」の新モデルを発売した。

1.6L直列4気筒「BlueDIRECT」ターボエンジンを搭載する「A 180 Style」「A 180」「A 180 Sports」、2.0L直列4気筒BlueDIRECTターボエンジンを搭載する「A 250 SPORT(シュポルト)4MATIC(フォーマティック)」、2.0L直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載するトップパフォーマンスグレード「Mercedes-AMG A 45 4MATIC」を用意する。


エクステリアを見ると、一部グレードはフロントマスクに印象的なダイヤモンドグリルと左右につながった大型のエアインテーク、AMGデザインのバンパーを組み合わせている。また走行状況や天候に応じて配光モードを自動で切り替える「LEDパフォーマンスヘッドライト」を標準装備した。



サイドは流麗なスタイリングで、Cd値0.26とクラストップレベルのエアロダイナミクスを実現したという。リアにはエグゾーストエンドと一体化した新設計のバンパーデザインを採用。デザインを刷新したLEDコンビネーションランプを組み込んでいる。

インテリアは8型ワイドディスプレイを標準装備している。


A 250 SPORT 4MATICに搭載するエンジンは、最高出力を218PS/160kW、Mercedes-AMG A 45 4MATICは381PS/280kWとそれぞれ従来モデルに比べ向上した。サスペンションも刷新している。

エンジン、トランスミッション、ステアリングなどの特性を統合制御する「ダイナミックセレクト」を搭載。「Comfort」「Sports」「ECO」、それにドライバーが各項目を個別に設定できる「Individual」の4モードを切り替えられる。Mercedes-AMG A 45 4MATICにはこれらに「RACE」を加えた5モードを選べる。

標準搭載する安全装備は、新自動緊急ブレーキで追突回避または被害軽減を図る「CPAプラス(緊急ブレーキ機能)」や、長時間走行時の疲労や眠気を検知して注意する「アテンションアシスト」。

ほかに車間距離を維持する「ディストロニック・プラス」やドアミラーの死角範囲をレーダーで補う「ブラインドスポットアシスト」などのパッケージも設定する。自動操舵機能によりシフト、ブレーキ、アクセルの操作だけで縦列駐車と並列駐車の両方を支援する「アクティブパーキングアシスト」もある。

希望小売価格は296万円(税込)から。ちなみにMercedes-AMG A 45 4MATICは713万円となっている。