袋から出すとポンと開き、初心者でも簡単に設営できる「ポップアップテント」。キャンプ地に着いてすぐにテントを利用できるため人気が高まっている。

「BONCHO」は、そのポップアップテントの発想を取り入れた自転車用のポンチョ。普段は円形のケースに収納されているが、ファスナーを開いて引っ張りだすと“ポンッ!”とポンチョが開き、10秒で利用できるようになる。

“ポンッ!”と開き10秒で使える自転車用ポンチョ「BONCHO」
“ポンッ!”と開き10秒で使える自転車用ポンチョ「BONCHO」

ウェザーニューズの発表によれば、2015年7月・8月のゲリラ雷雨の発生回数は3,251回で、2014年の1.4倍だったという。ゲリラ雷雨をもたらす雷雲は突発的かつ局地的に発達するため、事前に予測することが困難なのだそうだ。そんなゲリラ雷雨に対応するには、コンパクトで持ち運び易く、10秒で使用可能になる「BONCHO」はぴったりなのかもしれない。

関東甲信地方での発生回数はなんと1,226回  2016年はもっと増えるかも?  (データはウェザーニューズの集計によるもの)
関東甲信地方での発生回数はなんと1,226回
2016年はもっと増えるかも?
(データはウェザーニューズの集計によるもの)

ポップアップテントの中には、設営は簡単でも撤収が難しいものもある。だが「BONCHO」は収納も簡単。さすがに10秒とは言わないが、手順に従えば比較的手早く収納できるという。

収納も比較的簡単
収納も比較的簡単

「BONCHO」のもう一つの特徴は、ハンドルバーまで覆う構造。これにより、雨で足が濡れるのをある程度は防げる。夏場の突発的な雨に備えるだけでなく、梅雨の長雨にも対応可能だ。ハンドルバーベルトが装備されており、これに手を通してハンドルバーを握れば、高速走行をしてもポンチョが風圧でめくれることがない。

「BONCHO」はハンドルバーまで覆う構造  雨で足が濡れるのを防ぐ
「BONCHO」はハンドルバーまで覆う構造
雨で足が濡れるのを防ぐ

ハンドルバーベルトを掴めば  ポンチョがめくれない
ハンドルバーベルトを掴めば
ポンチョがめくれない

シティバイク、クロスバイク、ミニベロ、ロードバイクなど、ほとんどすべてのタイプの自転車で利用可能だ。

様々な種類の自転車に対応
様々な種類の自転車に対応

カラーは「ミント」と「グレイ」の2色。サイズは、身長170センチまでの人向けの「S」、185センチまでの「M」、200センチまでの「L」の3種類。

カラーは「ミント」と「グレイ」の2色
カラーは「ミント」と「グレイ」の2色

サイズは「S」「M」「L」の3種類
サイズは「S」「M」「L」の3種類

製造したのは、オランダアムステルダムの自転車メーカーVANMOOF。同社は「BONCHO」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、45ユーロの出資で「BONCHO」を1個入手可能だ。入手に必要な金額はキャンペーンが進むに連れて上昇し、市販価格は90ユーロになる予定。出荷は2016年5月頃の見込みで、日本への配送にも対応する(配送料未定)。

90ユーロだと、ちょっと手を出しにくい?
90ユーロだと、ちょっと手を出しにくい?

なお、VANMOOFは「BONCHO」開発時のデザインプロセスも公表している。どの試作品も最終版の「BONCHO」と比べると完成度は低いが、それぞれにテーマがあることがうかがえて、非常に興味深い。

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