ポルシェ 新型 911カレラ GTS

ポルシェは、新型のGTSモデルを911シリーズに追加し、911カレラGTS(クーペ/カブリオレ)、911カレラ4 GTS(クーペ/カブリオレ)、911タルガ4GTSの予約受注を2月9日から開始する。

新開発の3.0リッター6気筒水平対向エンジンは、現行の911カレラSを30ps、自然吸気エンジンの先代GTSモデルを20ps上回り、450psの最高出力を発生。550Nmの最大トルクを2,150-5,000rpmで発生する。


ポルシェ 新型 911カレラ GTS

ポルシェ アクティブ サスペンション マネジメント(PASM)が標準装備され、カレラ/カレラSより車高が10mm低くなり、GTSクーペではスポーツシャシーが組み込まれることにより、車高がさらに10mm低い設定となる。

911カレラ4GTS クーペがGTSの中で最も加速性能に優れ、PDK(ポルシェ ドッペルクップルング)と標準装備のスポーツクロノパッケージを組み合わせることにより、0-100km/hに3.6秒で到達する。すべてのGTSモデルの最高速は300km/hを超え、最も速い911カレラGTS(クーペ)は、PDKとの組み合わせでは310km/hに達する。

ポルシェ 新型 911カレラ GTS

すべてのGTSモデルで4輪駆動と同じワイドボディを採用。新しいスポーツデザインのフロントエプロンは空力面で最適化されており、低められたフロントスポイラーとより高くせり出すリアスポイラーによって、カレラSモデルより前後のリフトが低減されている。

リアのエクステリアでは、スモーク処理が施されたテールライト、シルクグロスブラックに塗られたインテークグリル、中央部に配置されたスポーツエクゾーストシステムの黒いツインテールパイプが、いずれも標準装備される。

ポルシェ 新型 911カレラ GTS

左右のテールライトを繋ぐブラックのトリムが、後輪駆動モデルの新しい特長となっており、点灯するライトストリップが、4輪駆動モデルの特長として引き継がれている。スポーツデザイン ドアミラー、シルクグロスブラックに塗られたセンターロック式20インチホイール、ドアに貼られたGTSロゴがサイドビューを引締める。タルガボディのタルガバーは、GTSとしては初めて黒くペイントされ、911タルガとの違いを際立たせている。

ポルシェ 新型 911カレラ GTS

インテリアでは、スポーツクロノパッケージのストップウォッチがダッシュボード中央部に埋め込まれており、GTSのデビューに合わせてポルシェ トラックプレシジョン アプリに変更が施され、ドライビングデータの自動記録、詳細データの表示、分析などがスマートフォンにより可能となった。

ポルシェ 新型 911カレラ GTS

シートは、新しいステッチパターンのアルカンタラが採用され、ヘッドレスト部分にGTSロゴが埋め込まれたスポーツシート プラスは4方向に電動調整可能となり、横方向のサポートと快適性を向上させた。

インストゥルメントパネルは、目の粗い黒の酸化コート処理が施されたアルミパネルが用いられ、ステアリングホイールのリム、センターコンソールボックス、アームレストなどの多くのインテリアで、アルカンタラが採用されている。

ポルシェ 新型 911カレラ GTS

希望小売価格は、カレラGTSが1,750万円、カレラGTS カブリオレが2,016万円、カレラ4 GTSが1,850万円、カレラ4 GTS カブリオレが2,116万円、タルガ4 GTSが2,116万円(いずれも消費税込)。

ポルシェ 新型 911カレラ GTS