サイトは、世界で活躍する計16名のイラストレーターが描き下ろしたイラストで構成されており、各国のカブ事情を垣間見ることができる。例えばタイのJackkrit Anantakulさんのイラストでは、道路を埋め尽くすスーパーカブが描かれている。オーストラリアのShane McGowanさんの作品には、スーパーカブにまたがるコアラが登場。コアラはスーパーカブに乗らないが、これはこれで可愛らしく、楽しい。
日本からはNoritakeさん、100%ORANGEさん、五月女ケイ子さんの3名が参画している。
■参加イラストレーター(一部)
◆Nathan Connellyさん
アメリカでアニメディレクターとして活動するNathan Connellyさんは、日本では「ミスター・カブ」という名前で親しまれている。スーパーカブを乗り回し、タレントとしても活動。今回の作品については、次のコメントを寄せている。「カリフォルニアの美しいシャスタ山。そこから伸びる道をカブに乗って急ぐことなくゆっくりと味わう。その気持ち良さをイラストにしました」

◆Noritakeさん
日本のイラストレーター。モノクロドローイングを軸に広告、書籍、雑誌、ファッション、壁画など国内外で活動している。今回の作品については、次のコメントを寄せている。「こどもの頃、祖母がカブに乗っている姿を見て『かっこいいな、大きくなったら運転してみたいな』と思っていました。イラストにしたのは、そのころ、私の頭の中にあった自分の姿です」

◆五月女 ケイ子さん
日本のイラストレーター。原色を多用したシュールなイラストが特徴。朝日新聞の元日号に毎年絵を描いている。今回の作品については、次のコメントを寄せている。「田舎では、カブといえばお坊さんでした。袈裟とカブのミスマッチ感が、なんともいえずオシャレで、いまも思い出すと故郷の風の匂いがよみがえります」

◆100%ORANGEさん
日本のイラストレーター。及川賢治さんと竹内繭子さんの2人組で、イラストレーション、絵本、漫画、アニメーションなどを制作している。『よしおくんが ぎゅうにゅうを こぼしてしまった おはなし』(岩崎書店)で第13回日本絵本賞大賞を受賞。今回の作品については、次のコメントを寄せている。「スーパーカブのエンジン音とスタンドをガチャっと止める音は僕にとっての『お早う』なのです。働くスーパーカブはボロボロになっていてもいつも優しくて格好いいです」

◆Rong Phamさん
ベトナムのイラストレーター。自身でも90年代から2000年代のモデルのカブを愛用している。今回の作品については、次のコメントを寄せている。「モダンなバイクがますます増える中で、カブはまだベトナムのお多くのお年寄りの長年の友であります」

上記の他、以下のイラストレーターが参加している。
・Shane McGowan(オーストラリア)
・Manuel Gomez Burns(ペルー)
・Christian Montenegro(アルゼンチン)
・Fernando Chamarelli(ブラジル)
・Musketon(ベルギー)
・Jackkrit Anantakul(タイ)
・Chifumi Krohom(カンボジア)
・R. Yuki Agriardi(インドネシア)
・IdleBeats(中国)
・Raxenne Maniquiz(フィリピン)
・TENG YU(台湾)
