
「バハ 911」のベースとなったのは、1991年式のポルシェ「911カレラ4」カブリオレ。この車両に対してラッセル・ビルト・ファブリケーションのTJ ラッセル氏が、100%ハンドメイドによるカスタマイズを実施し、オフロードレースビークルとしてビルドした。ラッセル氏は同氏の持つ高いデザイン性とクラフトマンシップを、現代のオフロードレースビークルの持つテクノロジーやエンジニアリングとブレンドしたかったと述べている。
ラッセル氏によるカスタマイズの結果、豪華な内装を持ち、ナビなどのなどの最新機能も装備しながら、オフロードも走れる911が完成した。
パワーユニットには、オリジナルよりも100馬力高い出力を発揮する3.8L 空冷エンジンが装備されている。エクステリアのボディパーツは911のDNAを維持しつつラリースタイルで新設計されたもので、オリジナルよりも軽量化されている。
足元にはもちろん、トーヨータイヤのオールテレーンタイヤ「オープンカントリーA/T II」が装着された。
ラッセル氏は2020年から、顧客の求めに応じて「バハ 911」を少数生産する計画を持っている。またこのマシンによるデモ走行も予定している。