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夜光塗料をぬった日産の“夜光るリーフ”―日本では要らない技術?


一昨年話題になった表面塗装材「Starpath」。これは日中に太陽の紫外線を吸収し、夜にはそのエネルギーで、日没後約10時間道路を光らせる技術だ。街灯がない場所で、人々の安全な歩行を手助けしてくれる。

「Starpath」を利用した“光る歩道”

欧州日産は、この「Starpath」を発明した Hamish Scott 氏と共同で、自動車の表面を発光させる特殊塗料を開発。この塗料をコーティングした電気自動車“光るリーフ”を発表した。“光るリーフ”は、「Starpath」同様、日没後約10時間発光する。

特殊塗料をコーティングした電気自動車“光るリーフ”
日没後約10時間発光する

クルマ用の夜光塗料はすでにいくつか製品化されているが、「Starpath」の技術を応用し、紫外線からエネルギーを得て発光する塗料がクルマのコーティングに使用されたのは初めてのこと。日産は、このコーティングを施せば、25年間発光が持続するとしている。

コーティングの持続期間は25年間

欧州や米国では、街灯がついておらず、夜間は真っ暗という道路が多く存在する。そのような場所では、このコーティングは視認性を向上するのに役立つだろう。また住宅街では、家の前の道路に自動車を駐車するケースも多い。このコーティングを施した自動車が増えれば、歩道が明るくなり、歩行者が夜間より安全に歩けるようになると考えられる。

街灯代わりに使える?

だが、街灯が多い日本では、それほど重要な技術とは言えないかもしれない。


日産が光るリーフを発表

欧州日産は以前にも、泥や雨、埃をはじく特殊コーティングを施した“洗車不要のノート”を発表している。これも、水が貴重な欧州の一部の国では、重要な技術だと考えられている。

泥や雨、埃をはじく特殊コーティング
水が豊富な日本では不要?
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