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ポルシェが「タイカン」のインテリアを公開―初代911を現代に持ち込んだデザイン


ポルシェが同社初のフルエレクトリックスポーツカー「タイカン」のインテリアを公開した。1963年に登場した初代911のダッシュボードを現代に持ち込んだデザインが特徴で、ステアリングホイールよりもワイドなメーターパネルも、初代911を想起させるものとなっている。

ステアリングホイールよりもワイドなメーターパネルが初代911を彷彿とされる
ポルシェ「タイカン」のインテリア

メーターパネルは16.8インチディスプレイで構成された。カウルが省かれたため、スマートフォンやタブレットのようなスリムな外観となった。

カウルが省かれたためスリムな外観に

メーターパネルは、次の4つの表示モードから選択できる。

•クラシックモード(パワーメーター):
ポルシェ特有の丸型メーターを想起させるデザイン。表示される情報は素早い読み取りが可能だ。レブカウンターの代わりにパワーメーターが表示される。

•マップモード:
中央のパワーメーターをマップレイアウトに置き換える。

•フルマップモード:
丸型メーターを省略し、全画面のナビゲーションマップを表示する。

•ピュアモード:
速度、道路標識、最小化した矢印によるナビゲーション指示などの重要な運転情報のみを表示する。

ステアリングホイールは「ベーシックバージョン」「GTスポーツステアリングホイール」の2種から選択可能。ドライブモードを選択できる丸型モードスイッチが備わる。

ドライブモードを選択できる丸型モードスイッチ装備

ユーザーインターフェースは「タイカン」のためにデザインされたもの。スイッチやボタンなどは大幅に削減されており、その代わりにタッチ操作やボイスコントロール機能が装備された。

センタークラスターには10.9インチサイズのタッチディスプレイを装備。ナビゲーション、電話、オーディオ、Porsche Connect機能を操作できる。さらにオプションで助手席ディスプレイも装備可能だ。これにより、助手席からオーディオなどの設定を変更できる。

オーディオなどを操作できる助手席ディスプレイ

セレクターレバーは無くなり、メーターパネルにセレクタースイッチが装備された。これにより、センターコンソールはすっきりとしたデザインが可能になった。

セレクターレバーが無くなり、すっきりとしたデザインのセンターコンソール

また、エアベントからは従来の機械的操作のルーバーが廃止され、デジタルによる自動制御とされた。

「タイカン」は日本では2020年の販売開始が予定されている。
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