「Commander 8x8」は2階建てのキャンピングカー。オーストラリアに本拠をおくSLRV Expedition Vehicleが開発しました。
SLRV Expedition Vehicleによる2階建てのキャンピングカー「Commander 8x8」
移動時には平屋(?)状態で走行。目的地に着いたら屋根裏部屋(?)を展開し、2階建てとする構造。これにより10人の就寝を可能にします。
これが“平屋”状態
走行時に風の影響を受けにくいなどのメリットがあります
2階部分にあるのは床上にずらりと並べられた6台のシングルベッド。修学旅行で宿泊した旅館を思い出させる光景で、決して豪華でも広くもありません。でも、プライベートはそれなりに確保されていますし、テレビも設置されています。ここに子どもたちが泊まることになれば、夜遅くまで騒がしくなりそうですね。
2階に上がるには階段を使用。シンプルな構造の階段ではありますが、ハシゴなどよりもずっと楽に、安全に昇降できます。
1階には大人二人が就寝できるベッドが装備されています。また、ソファの上にはエレベーターベッドが設置されており、このベッドを下げればもう2人が就寝できます。
ここにも大人二人が就寝可能に
5人家族が2組宿泊できます
室内装備は他の大型キャンピングカー同様のもの。キッチン、トイレなどが装備されています。
「Commander 8x8」のもう一つの特徴は高い悪路走破性。大きく取られたでパ―チャーアングルにより、オフロード走行も軽々とこなせます。
10人乗せた状態でオフロードは走りたくない気もしますが…。
日本で使うには持て余すサイズとスペックを持つ「Commander 8x8」。でも2階建てでしかも屋根裏部屋を展開・収納できるという発想はとても興味深いものです。日本向けにもっと小さなキャンピングカーを製造してそれにこのシステムを実装してくれれば、走行時は小さく、現地に着いたら広く使える画期的な日本にぴったりなキャンピングカーになるかもしれません。