モーガン・モーターカンパニーが新型「Morgan Plus Four」の画像を公開した。同車両はジュネーブショーでの公開が予定されていたが、イベントが中止されたため、画像での公開となった。
モーガン・モーターカンパニーは、スポーツカーをハンドビルドする英国の自動車メーカー。レトロなデザインとハイパフォーマンスなエンジンを併せ持つスポーツカーで高い人気を獲得している。
今回販売開始される「Morgan Plus Four」は、昨年6月に発売された「Morgan Plus SIX」同様、新設計CXジェネレーション接着アルミプラットフォームを採用。高いねじれ剛性を実現しながら、車重はAT車で1,009kg、MT車で1,013kgを実現している。
新設計プラットフォームの採用により、69年間ほとんど変化することのなかった足回りなどは大きな進化を遂げた。モーガンによれば、パーツ全体の97％が新しくなっているという。だが驚くべきはその外観の方だろう。これほど大きな変更があったにも関わらず、外観はこれまでとあまり変わっておらず、モーガンのクルマにそれほど詳しくない人であれば新型と先代の区別がつかないかもしれない。
搭載されたドライブトレインは最高出力258PS、最大トルク400Nmを発揮するBMW製2.0L 直列4気筒DOHCツインターボエンジンと、8速ATまたは6速MTの組み合わせ。0-100km/h加速では8AT車では4.8秒、6MT車では5.2秒を達成している。走行速度は240km/hに設定された。新たなドライブトレインは環境性能も向上しており、CO2排出量が先代モデルよりも削減されている。
装備では、LEDフロント/リア・ライト、オートヘッドライト、ABS、パワーステアリング、サンバイザー、ドアチェックストラップが標準とされた。
インテリアカラーは、ボディカラーに合わせてカーペットやシートのレザー・ペイントなどを変更可能だ。オーディオシステムにはBluetooth接続機能も搭載された。
価格は8速AT車が6万4,500英ポンド（約891万円）からで、6速MT車が6万2,995英ポンド（約870万円）から。英国では本日受注が開始されているが、日本発売については未定とのこと。