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新型コロナに負けない自動車販売って? Geelyによる非接触発注&デリバリーシステム

中国の自動車メーカーGeely(吉利)が、自動車の非接触発注&デリバリーシステムを2月10日にスタートさせたと発表しました。COVID-19の流行による売り上げ低下に対抗する新システムです。

Geely(吉利)が自動車の非接触発注&デリバリーシステムをスタート

自動車の購入者とディーラーの販売員が接触することなく、クルマの売買を成立させるためのシステム。購入者はGeelyのオンラインショップ上でメーカーオプションを選んでクルマを契約します。契約時には自動車ローンや自動車保険も選択可能とされています。

このシステムを利用することで、ディーラーを訪れることなくオンラインショップ上だけでの自動車購入が可能に。新型コロナウィルスの感染リスクを高めてしまう販売員との対面商談や、書類の受け渡しなどを避けることが可能となっています。

成約して納車の日を迎えたら、ディーラーの販売員はクルマを徹底的に消毒。その後、運搬のためにキャリアカーに車両を積載する際には、販売員はマスクをして運転します。

納車時には手袋をして

クルマを徹底消毒

マスクをしてキャリアカーに車両を積載します

購入者の住居に到着したら、クルマをロック。キーを購入者に渡します。このときにはドローンを使用し、購入者のバルコニーにキーを届けます。購入者はディーラーの販売員がその場から立ち去ったのをバルコニーから確認した後に、キーを持ってクルマをピックアップ。これにより、納車時の接触リスクを低減します。ちなみにこのシステムは、クルマの試乗にも適用されるのだとか。

キーの受け渡しには

ドローンを使用

接触することなくキーを届けます

このように徹底的に非接触の販売を実施することで、新型コロナウイルスへの感染を恐れる購入者でも、安心して購入可能としたのが、Geelyの新システムです。

「新システム、いいね!」

Geelyは2月にこのシステムをスタートさせて以降、すでに1万人を超えるユーザーがGeelyのオンラインショップでクルマを注文し、支払いを済ませたと述べています。

Geelyによる非接触デリバリーシステム概念図

日本と中国では様々な状況が異なっているため、Geelyのシステムを日本でも導入すればよいとは思えません。でも、Geelyによる販売努力には見習えることがあると思えます。
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