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大阪/堺の路面電車“阪堺電車”が低床式車両「堺トラム・紫おん」を運行、与謝野晶子の好きな色

阪堺電気軌道(阪堺電車)は、低床式の路面電車「堺トラム」の新編成「堺トラム・紫おん」を、阪堺線の天王寺駅前から浜寺駅前の区間で3月1日より毎日運行する。境トラムの運行は、これが「堺トラム・茶ちゃ」に次いで2編成目。ボディカラーの紫色は、堺市出身の歌人、与謝野晶子の好んだ色であるとともに、堺市の花ハナショウブをイメージしたという。

堺トラム・紫おん
与謝野晶子の好んだ紫色

運行初日には、9時45分より Hoop オープンエアプラザ(大阪市阿倍野区)で記念セレモニーを行う。司会は、鉄道の旅が好きというタレントの斉藤雪乃さんが務める。

阪堺電車は南海電気鉄道の100%子会社で、1897年(明治30年)に設立された馬車鉄道会社が源流の一つである路面電車。現在、阪堺線(天王寺駅前から浜寺駅前、恵美須町から我孫子道)と上町線(天王寺駅前から住吉公園)を運行している。

阪堺電車の路線図
(出典:阪堺電車)


堺トラムは、停留場と乗車口との段差が約 5cm の低床式車両。段差が約 40cm あった従来の車両に比べ、乗降しやすくなった。

段差が小さく乗降しやすい
(車両は堺トラム・茶ちゃ)

なお、堺トラム1編成目「茶ちゃ」のボディカラーは、阪堺電車や百舌鳥古墳群から連想される緑色と、堺生れの茶人である千利休から“わび”をイメージした白茶色を採用している。

堺トラム・茶ちゃ
こちらは百舌鳥古墳群と千利休のイメージ

 

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