高尾山に紅葉シーズン! ― 直通で座って行ける京王「Mt. TAKAO号」今年も運行

かつて、日本を訪れる外国人観光客の不満のひとつに「高尾山に向かう直通の豪華電車がない」というものがありました。ミシュランガイドで三ツ星に認定されている世界的な観光地「高尾山」に向かうのに、通勤電車に揺られなければならない。しかも京王線は乗り換えが意外と難しく、筆者は海外からの観光客の方に京王線の橋本駅で「高尾山はどこですか?」と泣きそうな顔で尋ねられたことがあります。

高尾山に紅葉シーズン! ― 直通で座って行ける京王「Mt. TAKAO号」今年も運行
彼は調布駅で乗り換えるべきでした

今年はさすがに海外から高尾山を訪れる観光客は少なそうですが、日本人にとってもうれしいのが京王電鉄の「Mt.TAKAO号」。高尾山の紅葉シーズンにあわせ、今年は10月3日から12月6日までの土・日・祝日に運行されます。


高尾山口行きは1日に2本、新宿行きは3本運行。高尾山口行きは「Mt.TAKAO号」として、新宿駅から高尾山口駅までノンストップで運行します。新宿行きは「京王ライナー」と同様に、高尾山口駅から府中駅までの特急停車駅から乗車のみ可能で、新宿駅まで快適に移動できます。

10月17日には車内で「日本遺産認定記念乗車券」の先行販売も実施。これは令和2年6月19日に、八王子市が文化庁に申請した「霊気満山 高尾山 ~人々の祈りが紡ぐ桑都物語~」が東京都初の日本遺産に認定されたことを記念して、一般向けには10月18日から発売されるものです。

彼は調布駅で乗り換えるべきでした
10月17日先行販売される「日本遺産認定記念乗車券」

車両は5000系を使用し、座席はクロスシートで、電源コンセントやフリーWi-Fiなどの利用も可能。座席指定料金は一律410円となります。

■ Mt.TAKAO号詳細
◆ 運行日:10月3日から12月6日までの土・日・祝日

彼は調布駅で乗り換えるべきでした

※荒天等により、運転を中止する場合あり

◆ 停車駅
・ 高尾山行きは新宿駅から高尾山口駅までノンストップ
・ 新宿行きでは、高尾、めじろ台、北野、高幡不動、聖蹟桜ヶ丘、分倍河原、府中に停車(停車駅からは乗車はできるが、降車はできない)

彼は調布駅で乗り換えるべきでした

◆ 使用車両:5000系車両(10両編成・クロスシート)
◆ 座席指定料金:410円(別途、乗車券が必要)
◆ 座席数:各列車438席(満席になり次第終了)
◆ 時刻表

高尾山に紅葉シーズン! ― 直通で座って行ける京王「Mt. TAKAO号」今年も運行