本田技研工業(ホンダ)は新型の燃料電池自動車(FCV)「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」を東京モーターショーで公開した。2016年3月にリース販売を始める。自治体や企業向けが中心。個人向けも予定しているそう。

デザインは、同時に展示していた新型NSXのとがった姿に比べるとずっと落ち着いていて「実用」向きに感じる。機能面ではガソリン車同等の使い勝手とFCVの特徴を融合させたという。



ホンダは以前から「FCXクラリティ」など市販の燃料電池車を投入しており、この分野の経験は豊富。新型クラリティに載せる燃料電池スタックは従来型より33%小型化しつつ出力は100kW以上高めた。燃料電池パワートレインを、V6エンジンと同等に抑え、世界で初めてセダンのボンネット内に集約したそう。


大人5人が快適に座れる、ゆとりあるフルキャビンパッケージを実現したとする。

画像出典:ホンダ
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また70MPaの高圧水素貯蔵タンクを搭載し、フル充填からの航続距離は最長700km以上を達成したという。一回当たりの水素充填時間は3分程度と、ガソリン車と変わらない便利車だという。最高出力130kWのモーターを搭載。外部給電器「Power Exporter 9000」を組み合わせると災害時などにクルマが作る電力をさまざまな用途に役立てられる。



発売初年度は以前からFCVの普及で協力している自治体や企業を中心にリースを行い意見、要望を収集し、その後個人へ販売する予定。

ホンダは当面、栃木県塩谷郡高根沢町で少量を生産し、その後規模を拡大してリースではない通常の販売も行う。希望小売価格は766万円(税込)。米国、欧州市場にも展開する考え。

画像出典:ホンダ
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