欧米では移動手段を自動車から自転車に変更する人が増加中。それにあわせて、これまで自動車を使って実施してきたことを、自転車でもできるようにするためのツールやグッズも増加中です。


そんなグッズの1つが、ペット用の自転車バスケット「Pet Bicycle Basket」。ぱっと見、単なる自転車のカゴにも見えますが、自転車にのせられた愛犬が快適に過ごせるよう、様々な工夫がなされているバスケットなのです。


かつては自動車に乗せられていた犬たちが、
かつては自動車に乗せられていた犬たちが、

いまでは自転車に乗せられて移動しています
いまでは自転車に乗せられて移動しています

バスケット内部には、取り外し可能な中敷きや顎当てが装備されており、犬の居住性を高めています。バスケットから犬が飛び出すことを防ぐ「リードクリップ」も装備。急な雨で犬が濡れてしまうことを防ぐ、「レインカバー」も用意されています。

バスケットから犬が飛び出すことを防ぐ「リードクリップ」
バスケットから犬が飛び出すことを防ぐ「リードクリップ」

雨で犬が濡れてしまうことを防ぐ、「レインカバー」も用意
雨で犬が濡れてしまうことを防ぐ、「レインカバー」も用意

「犬は自転車に乗せるものではないでしょ? 走らせればいいんじゃないの?」そう思う人もいるでしょう。でも、ちょっと離れたところにあるドッグランまで犬を連れていき、そこで遊ばせ、連れて帰る。そのような飼い方をしている飼い主さんにとっては、自転車用のバスケットはありがたいそうですよ。

いやー、ありがたい!
いやー、ありがたい!

米国 Amazon.com や Fancy などで購入できます。価格は50ドルから70ドル前後。日本への送料が別途必要となります。

自転車で犬を運ぶにはどうしたらよいか?を考える人は他にもいます。米国テキサス州オースティンの自転車メーカー Fairdale Bikes は、自転車後部に犬専用のキャリアを取り付け、そこに犬を乗せて移動する方法を検討しました。

Fairdale Bikes による犬用キャリア
Fairdale Bikes による犬用キャリア

この手法、小型犬の場合には問題ないのですが、大型犬の場合には、ペダルが犬にあたってしまうという問題が発生したそうです。

大型犬の運搬には不向きのようです
大型犬の運搬には不向きのようです

実はこの写真、Fairdale Bikes によるジョーク。オフィス内に多くの犬と犬好き社員が共存する同社ならでの遊び心だったそうです。でも、写真に対しては世界中からクレームが殺到したのだそう。同社はクレームに対し、「写真は Photoshop による合成。犬をあのような形で自転車に乗せたことは一度もない」と弁明しています。

写真は、Photoshop による合成でした
写真は、Photoshop による合成でした