この展望デッキでは、一面ガラス張りの壁越しに360度広がる景色を眺めることができるほか、世界中ここにしかない“飛び出す”ガラスキューブ「ザ・エッジ」を体験することもできます。体験料金は大人1名12ドル(約1,150円/展望デッキ入場料が別途必要)。
「ザ・エッジ」は、遮光切替ガラスが張られたキューブの中に乗り込むと、キューブごと建物から外へ滑り出すという新感覚のアトラクション。中にいる人は、建物から3メートル離れ、地上から300メートルの高さのところにせり出すというスリリングな感覚が楽しめます。
せっかくユーレカ・スカイデッキへ来たのなら、ぜひとも試してみたい「ザ・エッジ」。スリルと興奮を求めて、筆者も展望デッキから外へハミ出してみることにしました!
◆南半球“最速”エレベーターで88階へ
まずは、南半球で最速というエレベーターで88階の展望デッキへ。なんとこのエレベーター、毎秒9メートル以上(!)の速さで移動するのだそうです。
乗り込むと、ほんの40秒足らずで88階に到着。揺れはほとんどありませんでしたが、途中で耳が「つん」としたので、相当なスピードで上昇していることがわかります。
(写真は下りのときに撮影したものです)
◆360度一望できるガラス張りの展望デッキ
88階でエレベーターを降りると、フロア全体が展望デッキになっています。中央に位置するエレベーターを囲むように、ぐるりと張り巡らされたガラスの壁をつたってパノラマの景色を見下ろすことができます。
◆いよいよ「ザ・エッジ」へ
フロアをぐるっと一周して景色を堪能したら、いよいよ「ザ・エッジ」に挑戦。フロアの片隅、しっかりと閉じられた入口ドアの前に並んで指示を待ちます。
と、キューブに入る前にはまず全員が履き物にカバーを付けさせられます。というのも、キューブ内の足元のガラスは、厚さたったの4.5センチ。傷がついてしまうとリアルに危ないのです。
シューズカバーを装着したら、大きな荷物をすべて棚に預け、ひとりずつゆっくりとキューブ内へと乗り込みます。この時点ではまだガラスは曇っているため、外の景色は見えません。
全員が乗り込み、注意事項などの説明が終わると準備は完了。スタッフさんのゴーサインを受けてキューブがじわりじわりと滑り出し…ガラスの曇りがサッと晴れて……!
「おおーっ!!」キューブ内から恐怖と感嘆の声が上がります!地上からおよそ300メートルのところに身体が浮いている感覚!まだガラスが若干曇っているのでどうにか平静を保てますが、これが完全にクリアなガラスだったら腰が抜けていたかもしれません。
とはいえ、1度キューブに入ると数分間は地上300メートルのところにいなければならないので、高所恐怖症の人はよく考えてから挑戦した方が良いかもしれません。
「ザ・エッジ」は怖くて無理という人は、同フロアに外へ出て生の風を感じることができるテラスがあります。ここからもスリリングな景色を眺めることができますので、利用してみるのもいいかもしれませんね!
…というかテラスの方が生風が当たる分怖いかも?