この問題を解決してくれるのが「Shoulder Bike(ショルダーバイク)」。ショルダーバッグのように肩に掛けて持ち運べる自転車だ。

「Shoulder Bike」のフレームは、担いだ時に肩にあたる部分が丸くなっており、肩が痛くならないように工夫されている。また、チェーンが衣服を汚すのを防ぐため、極端に短いチェーンを搭載する新しいドライブシステムを採用。このシステムによりリアホイールはスポークレスとなり、ホイール内に腕を通して自転車を担ぐことも可能になった。



この新形状のフレーム設計にあたっては、モックアップが複数製作され、肩に掛けて運ぶ際に最適なバランスを保てる形状の調査が行われたそうだ。

「Shoulder Bike」のプロトタイプデザインには若干の疑問も残る。肩にかけることにこだわり過ぎて、ライディングエクスペリエンスが犠牲になっているように見えるのだ。例えばハンドルの位置は低過ぎるのではないだろうか?このままでは極端な前傾姿勢を強いられるため、街乗りには適さないだろう。

ハンドルの位置が低すぎる?

「Shoulder Bike」は、近く市販化が予定されているという。ハンドルが低過ぎるなどの問題点については、製品化された時点では解決されていることを期待したい。
