巨大な機械の腕が樹木を刈り取り、あっという間に丸太に変える。滑らかで力強い動きは、SF 映画「トランスフォーマー」のよう。インターネット上でそんな評判を得ているのが小松製作所(コマツ)グループの伐採機(ハーヴェスター)「Komatsu 931.1」だ。

ボリッ!ディセプコンどももこんな風にしてやるぜ
ボリッ!ディセプコンどももこんな風にしてやるぜ


このハーヴェスター。2009年に登場した Valmet 931 という製品がもとになっている。製造元は Komatsu Forest(コマツフォレスト)。同社が2011年に宣伝のため公開した動画は、何年にもわたって世界のあちこちで話題になり、日本でも時々、乗り物好きのブログなどが紹介してきた。

確かに重機につながったロボットの腕のようなアタッチメントが巧みに動くようすは、今見ても驚かされる。

鉄の顎(あぎと)のようなアタッチメント
鉄の顎(あぎと)のようなアタッチメント

すっぽりと根元を包み込み、刃を一閃
すっぽりと根元を包み込み、刃を一閃

瞬時にして木を刈り取る
瞬時にして木を刈り取る

さらに枝を刈り落とし、適当な長さの丸太に切り揃えるところまで1台でやってしまう
さらに枝を刈り落とし、適当な長さの丸太に切り揃えるところまで1台でやってしまう

操作は液晶ディスプレイを見ながら直感的に行える
操作は液晶ディスプレイを見ながら直感的に行える

「日本の技術はすごい」といった持ち上げ方もされるが、もともと Komatsu Forest はコマツグループが2003年に買収したスウェーデンの企業なので、どちらかといえばスウェーデンの流れを汲む技術と言った方が公平かもしれない。またコマツに問い 合わせたところ、主に海外で販売している製品だそう。従って日本の林業にはあまりなじみがない。

とはいえ、さまざまな国の優れた技術や人材を積極的に取り込み、多様な製品を世界に展開する姿勢には、やはり感心させられる。