
夜の運河がコンサート会場に
ふがんは、北陸新幹線をかたどった電気推進船。エンジンを積まず、排気ガスを出さない。ソーラーパネルも備え、昼のうちにためた電気で夜の灯りを点すこともできる。造船大手の常石グループが最新技術を生かして作ったもので、北陸新幹線と同じく窓に曲面ガラスをはめこみ、船体はアルミを使って流線形のデザインに仕上げている。北陸新幹線の開通に合わせて3月から運航を始めた。

新幹線を思わせる曲面ガラスの窓を備えている
普段は富山市の中心部から海辺の岩瀬港へとつながる「富岩運河」を航行しているが、6月6日は運河のほとりにある環水公園のイベント「環水ファンタジアナイト」に参加する。
ミュージッククルーズとして、ふがんに載って音楽の生演奏を楽しみながら夜の公園をゆったりと20分かけてめぐる。

船内でアコースティックの演奏を楽しみながらゆっくり公園をめぐる
富山県によると、富岩運河では以前にもソーラーパネルを備えた別の船「そら」でコンサートを行った経験があるが、今回は新型船であるふがんの紹介をかねてその船上で実施することにしたそう。なお、乗船料、予約方法などの詳しい情報は環水公園の公式サイトで確認できる。