ウェザーニューズが「第七回桜開花予想」を発表した。開花の早かった関東では今週いよいよ満開を迎え、来週にかけて見頃を迎えるところが多いと予想している。また、前回(3月17日発表「第六回桜開花予想」)の予想からは、東北・北陸の開花日を1~4日早めた。

ウェザーニューズが「第七回桜開花予想」を発表

■ 第七回桜開花予想
今年のソメイヨシノの開花は3月14日に東京(靖国神社)からスタートし、東京では1953年の統計開始以来、最も早い開花を記録した。その後も21日に福岡、22日に名古屋、23日に大阪と開花が続き、22日には東京(靖国神社)で観測史上2番目に早い満開の発表があった。開花の早かった関東では、今週満開を迎える名所が多い予想。


今週は、西・東日本では開花ラッシュとなり、3月末までに西・東日本のほぼ全域で開花する見込み。東北南部でも咲き始める。桜前線は4月下旬に北海道に上陸し、函館は4月22日、札幌は翌23日に開花する予想。

ウェザーニューズが「第七回桜開花予想」を発表

一方、九州南部では例年より遅い開花となる見通し。特に鹿児島では、例年の開花日より一週間遅い4月1日に開花する予想。

各エリアごとの桜開花傾向は以下の通り。なお、全国の桜の名所800か所の情報については、ウェザーニューズのWebサイト『さくらCh.』で確認できる。
 

■ 各エリアの桜開花予想
◆ 北海道
今年は例年並の開花となる所が多い見込み。

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桜前線は4月下旬に道南へと到着し、5月中旬にかけて道北や道東へ北上していく。4月22日に函館が、23日に札幌が開花し、4月末に満開を迎える予想。全国で最も開花が遅い釧路方面でも5月上旬に咲き始め、中旬にかけて満開を迎える見込み。

◆ 東北
今年は例年よりやや早い~早い開花となる所が多い見込み。

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3月26日に福島から開花が始まり、27日に仙台、4月5日に山形が続く。4月中旬にかけて開花エリアが広がっていき、南部では3月末から、北部では4月中旬から満開となる見込み。弘前公園(青森県)は4月14日に開花し、19日に満開を迎える予想。

◆ 関東
関東は、3月22日には東京(靖国神社)で、23日には上野恩賜公園(東京都)で満開を迎えた。

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25日満開予想の三渓園(神奈川県)や前橋公園(群馬県)など、関東各地は今週満開を迎える所が多い見通し。

◆ 中部
3月21日に岐阜で桜の開花がスタートし、22日に名古屋と甲府が続いた。まだ咲いていない桜は例年並~早い開花の見込み。長野では昨年より大幅に早い開花となり、また、北陸では記録的な開花の早さとなりそう。

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今後は3月末に東海から満開を迎え、4月2日満開予想の特別名勝兼六園(石川県)をはじめ、北陸では4月初めに満開となる予想。高遠城址公園(長野県)でも4月2日に満開となりそう。

◆ 近畿
3月22日に京都、和歌山で開花がスタートし、23日に大阪が続いた。今週は3月26日開花予想の彦根など、開花ラッシュとなる見込み。開花時期は例年・昨年よりやや早い~早い予想。

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3月末からは各地で満開となり、嵐山(京都府)では3月30日に満開となる見込み。

◆ 中国・四国
桜の開花は3月22日に広島でスタートし、23日に高松、松江、鳥取が続いた。今週は3月24日開花予想の松山、徳島、岡山など、開花ラッシュとなる。開花時期は例年・昨年と同時期~やや早い予想。

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3月末からは各地で満開を迎え、平和記念公園(広島県)では3月30日に満開となる見込み。

◆ 九州
3月21日に福岡で桜の開花がスタートし、23日に佐賀、熊本が続いた。今週は3月24日開花予想の長崎、26日開花予想の大分、宮崎など、開花ラッシュとなる。開花時期は北部で例年・昨年並となる所が多く、暖冬の影響が大きい南部では例年・昨年より遅い予想。特に鹿児島では例年の開花日より一週間遅い4月1日に開花する見込み。

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開花の早かった場所では3月末から満開を迎え、舞鶴公園(福岡県)では3月29日に満開となる予想。南部でも4月上旬には満開になる見通し。