SF映画では昔からお馴染みの1人用飛行器具「ジェットパック」。最近では映画『トゥモローランド』の冒頭部分にも登場していました。

その「ジェットパック」がついに現実…に近いものとなりそうです。ニュージーランドに本拠を置くMartin Aircraftは、同社の開発する「Martin Jetpack」を2016年の後半にも出荷開始する予定だとしています。

Martin Aircraftが開発中の「Martin Jetpack」
Martin Aircraftが開発中の「Martin Jetpack」

「Martin Jetpack」は個人用ヘリコプター。残念ながらジェットエンジンではなくプロペラで飛行します。また、サイズも大きく、“背負う”というより乗り込む感じになってしまいますが、個人用の飛行器具であるのは間違いありません。

「Martin Jetpack」のプロペラ  ジェットパックというより、プロペラパック?
「Martin Jetpack」のプロペラ
ジェットパックというより、プロペラパック?

一般的なヘリコプター同様に垂直に飛び立てるので、滑走用のスペースを必要としないのが特徴です。現在テストをしているプロトタイプでは、高さ1,000メートルまで上昇し、最高速度74キロで飛行が可能なのだとか。生身で1,000メートルの高度に到達するというのはかなり怖そうですが、いざというときにはパラシュートが開くので安心(?)なのだそうです。

高さ1,000メートルまで上昇し、最高速度74キロで飛行できます
高さ1,000メートルまで上昇し、最高速度74キロで飛行できます

「Martin Jetpack」の操縦は、ジョイスティックを使った電子制御。例えば搭乗者が誤った操作をしても、「Martin jetpack」が安定を失って墜落することはありません。このシステムにより「Martin Jetpack」は、他の個人用飛行器具と比べ高い安全性を維持できるそうです。

操縦は、ジョイスティックを使った電子制御
操縦は、ジョイスティックを使った電子制御

Martin Aircraftが2016年後半に販売開始するのは、人名救助目的の製品。火災や地震など災害発生時の人命救助や、海難救助目的で利用してもらために、消防署などをターゲットとして販売するとしています。価格は20万ドル(約2,460万円)から。

Martin Aircraftはその他、レジャー目的の廉価版も開発中。こちらは個人購入者もターゲットにしており、15万ドル(約1,850万円)以下の価格設定を目指しているのだそう。実現にはあと数年かかるとしています。

当面は私有地でしか飛べないであろう「Martin jetpack」  15万ドルは安い?高い?
当面は私有地でしか飛べないであろう「Martin jetpack」
15万ドルは安い?高い?

15万ドルは簡単には手を出せない価格。でも、旅行会社などであれば購入できるかもしれません。例えばハワイなどでは、ヘリコプターやバギーに乗れる体験ツアーが開催されていますが、そのような場所に「Martin jetpack」が設置されれば人気ができるのではないでしょうか?数年後、「Martin jetpack」体験ができるツアーなども企画されるようになるかもしれません。