
電動アシスト自転車の多くは保守的なデザイン。日本では子どもを送り迎えしたり、買い物をしたりする奥さま向けのものが多く、欧米では自転車通勤者向けのものが多い。
「BestiaNera HYBRID」はこれらとはまったく異なり、ナイトライフを楽しむためのデザインを与えられた電動アシストだ。イタリアのT Red Bikesが製造している。

イタリアの真骨頂?
夜の街に繰り出すクルマには、それなりのルックスが要求される。どんなに高性能であったとしても、昼間営業車として街を走っている車種ではアウトだ。それは、自転車でも同じだろう。
「BestiaNera HYBRID」は、そんな夜の街に似合うデザインを持つ電動アシスト自転車。T Red Bikesはこの自転車を“一杯のカクテルを求めて、夜の街を走っても違和感の無い一台”だと謳っている。

ルックスは、電動アシストというよりは、レース用自転車のよう。実際、そのパフォーマンスはレース仕様車並みで、3回ペダルを漕ぐだけで時速30キロに到達するという。

高いパフォーマンスを支えているのは、軽量ボディ。フレームはモノコックカーボンファイバー製で重さ9.8キロと、電動アシスト自転車としては世界最軽量を実現したと、T Red Bikesは主張している。

電動アシストで10キロを切ったのは、画期的と言える
1回の充電で最大30キロのアシストが可能。最近の電動アシスト自転車としては航続距離はかなり短め。だが、夜の街を走ってパブなどを回り、お相手を探す目的に使うのであれば、これでも十分なのかもしれない。
価格は9,900ユーロ(約123万円)。性能だけでなくルックスにお金をかける、イタリア人の真骨頂を見た気がする1台だ。なお、電動アシスト機能が付属しないモデルも存在する。

(注意:日本の法律では、飲酒後の自転車の運転は禁止されています。お酒を提供した人、勧めた人も処罰されます)