水面に設営するテント「Shoal Tent」

新製品ではないのですが、最近なにかと話題なため、「Shoal Tent」をご紹介します。この「Shoal Tent」は水の上に設営するテント。地面の上で眠るときとは違う“ウォーターベッド”のような寝心地を味わえます。

水面に設営するテント「Shoal Tent」
水面に設営するテント「Shoal Tent」
“ウォーターベッド”のような寝心地

湖や池、流れのゆるやかな川に設置して使用するテント。“エアフレーム”タイプで、チューブに空気を入れて設営します。空気はポールを自立させるほか、フロアに充填してテントを水面に浮かばせる役割も担います。


水面に設営するテント「Shoal Tent」
空気を入れてポールを立てる「エアフレーム」タイプ

水面に設営するテント「Shoal Tent」
空気はテントを水面に浮かばせる役割も
一石二鳥?

最大のメリットは「星空と水面の間で眠れる」ことだそう。釣りが好きでカヌーが好きで、マリンスポーツ全般が好きな人にとってはワクワクする体験なのだとか。一般的な船で寝ても同じでは?と思うかもしれませんが、「Shoal Tent」ならは背中の約15センチ下に水が流れているのです。これは他ではなかなか味わえない経験では?

水面に設営するテント「Shoal Tent」
マットの下はすぐに水

また、水の上独特の揺らぎは、一部の人にとってはこの上ないゆりかごとなるのだとか。

設営時のサイズは縦240x横240センチで、高さは190センチ。仲が良い友達同士であれば大人4人が眠れるサイズに設定されました。空気を抜いたときのサイズは152x61x46センチで重さは約60キロ。クルマのトランクに入れて持ち運べるサイズ&重量となっています。

水面に設営するテント「Shoal Tent」
空気を抜いて折り畳めば

水面に設営するテント「Shoal Tent」
専用バッグに入れて運べます

さて「Shoal Tent」がいま話題になっている理由は、米国メディアMashableが8月17日にTwitterに投稿した動画。この動画で、川面をかなりの早さで流れている「Shoal Tent」を見て恐怖を感じた人が「目覚めたとき数十キロ川下にいたら、どうしたら良いんだ?」「誰かが寝返りをうったら、テントが倒れて沈み、全滅するのでは?」などとコメントを付けたためです。


もちろん、Twitterの民はこれらをネタとして楽しんでいるだけで、実際にはこのようなことは発生しません。「Shoal Tent」にはアンカーを取り付けるリングがあり、川の任意の位置でテントを固定できます。

水面に設営するテント「Shoal Tent」
テント向かって右下にアンカーリングが設置されています

また、「Shoal Tent」を製造したSmithFlyはラフティングボートで実績のあるメーカー。「誰かが寝返りをしたくらいで沈むような製品は作っていませんよ」、とのこと。

水面に設営するテント「Shoal Tent」
ラフティングができるボートを開発・販売
静かな水面に浮かぶテントは、SmithFlyにとってはイージー

一方、Twitter民の指摘の中で的を射ていたのはトイレ。用を足すには毎回カヌーに乗って上陸する必要があります。これはちょっと面倒かも?

水面に設営するテント「Shoal Tent」
夜、トイレに何度も起きる人には向かないテントかもしれません

現時点では「Shoal Tent」は日本未発売。でも、Smithflyのケイトリン クンツさんによれば、同社は現在は配送をしていない国への発送にも対応できるよう、システムを構築しているそう。またAmazon.comなどの大手ECサイトでの販売も検討しているそう。これらが実現したら日本からでも比較的簡単に購入可能になるので、ぜひ購入して欲しいとのことでした。

水面に設営するテント「Shoal Tent」
日本の川面が「Shoal Tent」で覆いつくされる日が来る?

利用はほかの人に迷惑のかからない場所で。また流れの急な川は避けたほうがよさそうです。

水面に設営するテント「Shoal Tent」
岸にトイレの無いところも避けたほうがよさそうですね