IKEAの家具を使ってキャンピングカーを作った人がカリフォルニアに登場。かかった費用がわずか1,000ドル(約10万8,000円)と格安だったことと合わせ、米国のアウトドアメディアなどで話題となっています。

IKEAの家具を使ったら、1,000ドルでキャンピングカーができた!
IKEAの家具を使ってカスタムメイドされたキャンピングカー!

日本同様、米国でもキャンピングカー人気は高まっています。その理由は2つ。1つはホテルの無い場所でも宿泊できること。もう1つはキャンピングカーに寝泊まりすることで、旅行にかかる費用を抑えられることです。米国では多くの高速道路が無料なので、ガソリン代と食費などのみで旅を楽しめます。


でも、気が付くと、キャンピングカーの価格は上昇傾向に。これならホテルに宿泊した方が安上がりでは?というモデルが増えてしまいました。

そんな中、Grace Aquinoさんは、パーツの約80%をIKEAで購入。だんなさんと2人だけで、商用バンをキャンピングカーに仕上げてしまったのです。

IKEAの家具を使ったら、1,000ドルでキャンピングカーができた!
商用バンをベースに手作りされたキャンピングカー

Graceさんがキャンピングカーのベースにしたのは、2017年式の中古のバン。オリジナルの状態ではその車内は荷物向けの仕様。断熱もされておらず、人間が長時間過ごすには厳しい状態でした。

IKEAの家具を使ったら、1,000ドルでキャンピングカーができた!
配送には便利そうな車内

Graceさん夫妻はこのバンの壁に断熱材を張り詰め、床にはエクササイズマットを敷き詰めて、荷物向けだった空間を人が住みやすい環境へと作り替えました。続いてベッド、収納、キッチンなど、IKEAで購入した家具類を設置。便利に暮らせる部屋へと仕上げています。

IKEAの家具を使ったら、1,000ドルでキャンピングカーができた!
こんな部屋、どこかで見たことある気がします

ベッドはもちろんIKEAで販売されているもの。通常のキャンピングカーではベッドは最後部に取り付けらるのですが、Graceさんたちは運転席のすぐ後ろをベッドという構成にしました。こんな風に自由に構成できるのも、DIYならでは、ですね。

IKEAの家具を使ったら、1,000ドルでキャンピングカーができた!
ベッドが運転席のすぐ後ろにある構成
守られ感があります

リアゲートを開いた場所にはミニキッチンが。これももちろんIKEA製です。キッチンに立つと目の前にはIKEAのペグボードがあり、調理器具が吊るされています。走行中にフライパンや鍋などが転がらないように、しっかりと固定する工夫が凝らされています。

IKEAの家具を使ったら、1,000ドルでキャンピングカーができた!
このペグボードも、よく目にしますね

キッチン下には排水タンクがあり、その横のカートには食料などがストックされています。カップヌードルやカセットコンロのカセットがあるあたり、ちょっと日本を感じてしまいます。

IKEAの家具を使ったら、1,000ドルでキャンピングカーができた!
カップ麺が10個あるような…。

最後部にデスクが装備されているのも興味深い点。キャンピングカーでは折り畳み式のダイニングテーブルが装備されているのが普通ですが、Graceさん夫婦にとっては仕事をこなすデスクの方が大事だったみたい。というわけで、IKEAのデスクや収納が装備されました。

IKEAの家具を使ったら、1,000ドルでキャンピングカーができた!
キャンピングカーに仕事用デスク
新鮮です

こうしてできあがったキャンピングカーのベッドから見た景色は、こんな感じになるそうです。

IKEAの家具を使ったら、1,000ドルでキャンピングカーができた!
床は本当にエクササイズマットですね

Graceさんはどのパーツをいくらで買ったのか、パーツリストを公開しています。例えばベッドは149ドル、机は199ドル、ペグボードは163.90ドルでミニキッチンが121ドルなど。いずれも、キャンピングカー向け専用パーツよりもずっと安いのがわかります。

IKEAの家具を使ったら、1,000ドルでキャンピングカーができた!
IKEAの家具でキャンピングカーを自作
その発想は無かった

同じようなキャンピングカーを日本で作って旅をするのは、米国で実行するよりもだいぶ大変になりそう。法律も違うし道路状況も異なっているためです。でも、Graceさんの作ったキャンピングカーを見ていると刺激を受けられるのは事実。例えば、「我々日本人としては、ニトリの家具でキャンピングカーを作るべきでは?」などなど、様々な夢が広がりますよね。

そしてこれはGraceさんの願いでもあるみたい。Graceさんの自己紹介には、次のようにあります。

「私は、自分の経験を他の人とシェアしたいと思っています。そしてそれを読んだ人がインスピレーションを得て、より大胆に、より情熱的に生きて欲しいと願っています」

(本稿中の画像画像はGrace Aquinoさんより許諾を得て、GraceさんのBlog「THE SWEET SAVORY LIFE」から転載させて頂きました。Graceさん、ありがとうございました)