ヤンマーは、ロボットトラクターを用いた無人稲作実験の経過を発表した。直接人手のかからない、機械による農作業を試みている。
実験は、衛星システムから位置情報を取得し、自動走行するロボットトラクターに稲作をさせるというものだ。場所はオーストラリア。
昨年11月の最初の実験では、従来より精密な動きが可能な新しい測位方式を利用し、誤差5 cm での農作業を目指した。立毛時期の稲田にロボットトラクターを走らせ、稲と稲との間を通ることに成功。今後は農業での実用化を目指し、稲の生育状況の計測など、発育に合わせたさまざまな農作業実験を試みる予定だ。