欧州でもキャンピングカー人気は上昇中。グランピングができるゴージャスなものと、乗用車とあまりかわらない運転感覚を得られる比較的小型なものが人気を集める傾向にあります。
ドイツのCrosscampは後者の市場を狙っているキャンピングブランド。トヨタのバン「プロエース ヴァーソ」ベースでのキャンピングカーを開発・販売しています。
トヨタ「プロエース ヴァーソ」ベースのキャンピングカー「Crosscamp」
最大の特長はキャンピングカーとしてだけでなく、一般的なバンとしても利用できること。通常は通勤に使ったり、週末には子どもたちを少年野球のグラウンドに連れていったりできます。キッチンやリアシートを取り外せば大量の荷物を運べるので、友だちの引っ越しのときなどに活躍できます。
キッチンや後部座席を取り外せば、引っ越しにも使えます
そしてアウトドアを楽しみたいときにはキャンピングカーとして利用できるのです。
キャンプ時にはルーフのポップアップテントをオープン。するとそこに大人2人が就寝できるベッドが現れます。ベッドのサイズは長さ200x幅120センチとなっています。
シートを倒して作り出す下のベッドは長さ199x幅114センチ。こちらも大人2人が就寝可能となっています。
キッチンには2口コンロ、10Lの水を保持できるタンク、そして冷蔵庫が付属。食器を入れておける引き出しも装備された、標準的なキッチンといえるでしょう。
食事のときには、着脱式のダイニングテーブルを利用できます。
ちなみに、同サイズのバンは他にも多くあるのですが、その中でトヨタ車をベース車両に選択した理由は、高い信頼性と高い顧客満足度が決め手だったのだとか。
価格は4万2,999ユーロ（約507万円）からと、装備を考えればお買い得な設定。日本へ配送についてCrosscampに尋ねたところ、同社のDreskrueger Borisさんより、現時点では対応できないとのこと。でも、状況が変わったら知らせてくれるとのことでした。