ヤンマーは、スタイリッシュなトラクターのコンセプトモデルなどを、子ども向けの職業体験型テーマパーク「
キッザニア甲子園」(兵庫県西宮市)に展示する。最新の農業機械を使ったコメ作りの模擬体験ができる設備も用意する。
キッザニア甲子園内にあるヤンマーのコーナー(出典:ヤンマー)
ヤンマーといえば、2013年にイタリア Ferrari のカーデザインなどを手掛けた奥山清行氏を社外取締役に迎え、驚くほどスタイリッシュなトラクターのコンセプトモデルを
発表し、多くの人に「あれ、農業機械ってなんだっけ…」といった気持ちを抱かせてきた。
今回、キッザニア甲子園とスポンサー契約を結び、パビリオン(職業体験のできるコーナー)を出展。このコーナーは、デザイナーの佐藤可士和氏が全体を監修しており、奥山清行氏が手掛けたトラクターと、農業機械シミュレータ3台が置いてある。
それだけではない、子ども達はトラクターを見学したり、シミュレータでコメ作りの疑似体験をしたりする際、ファッションデザイナーの滝沢直己氏が手掛けた専用「アグリカルチュラルウェア」(つまり農作業着)に身を包むことになる。子ども達は最後にこのコーナーの体験を終えたことを示す認定ライセンスを受け取り、持ち帰れる。
ヤンマーはこのコーナーを通して子どもに新しい農業の姿を伝え、農業に対するイメージを変えていきたいとしている。