
阪九フェリーが船内 Wi-Fi を本格提供
阪九フェリーは、2012年度より一部の乗客を対象に Wi-Fi サービスを提供していた。今回、Wi-Fi アクセスの台数を合計18台に増やしたことで船内のほぼ全域が Wi-Fi 環境となり、本格提供に至った。ただし、同社の就航させている「フェリーせっつ」「フェリーすおう」の Wi-Fi 設備は拡充していないため、従来同様エントランス付近で最大20台の Wi-Fi 機器接続に限られる。

ほぼ船内全域で Wi-Fi 接続可能に
Wi-Fi 環境の整備作業は、NTT ドコモと西部電気工業がシミュレーションや外部アンテナ、アクセスポイントまでの機器提供、設置工事を担当。Wi-Fi アクセスポイントは、フルノシステムズの「ACERA(アセラ)」を採用した。

やまと内の船舶 Wi-Fi システム
阪九フェリーでは、2015年予定の新規造船でさらに強化した Wi-Fi 環境を提供するため、現在の運用データを参考にする考え。
なお、フェリー船内の Wi-Fi サービスとしては、太平洋フェリーが名古屋~仙台~苫小牧を結ぶ「きそ」で試験提供を行っている。

太平洋フェリーは試験提供開始