スバル「レガシィ アウトバック」「レガシィ B4」がフルモデルチェンジを受け、10月24日に富士重工業から発売された。スバルらしいスポーティな走行性能や EyeSight をはじめとする安全性能などが進化している。


「レガシィ アウトバック」は、「乗用車の快適性」「SUV の走破性」「ステーションワゴンの積載性」を併せ持つ「クロスオーバーコンセプト」を実現する一台。新型アウトバックにおいても、クロスオーバーモデルの最上級車種に求められるあらゆる進化が盛り込まれた。



一方、「レガシィ B4」は、どのようなシチュエーションであっても安全、快適に、イメージ通りに愉しく走れるパフォーマンスを追求してきた。新型 B4 の開発では、走行性能をはじめ、安全性や乗員すべてが快適な室内空間など、「スバルのセダン」として欠かせない基本性能を磨き込み、それらをデザインによっても表現することで、質感を高めた。


両車のエクステリアでは、フロントはバンパー一体となるヘキサゴングリルとホークアイヘッドランプによるスバルのファミリーフェースを構成。また、フロントノーズから始まる立体的な造形をボディへ連続させる事で、よりダイナミックで表情豊かな造形表現を実現した。リヤコンビランプにもヘッドランプと共通のモチーフを採用することで、精悍な印象を前後で統一している。



「アウトバック」のエクステリアでは、“アウトドアギア"としての機能性やタフ&ラギッドさを残しながら、車格に相応しい上質感を加え、上級クロスオーバーとしての存在感を高めた。ボディ下部を取り巻くプロテクションパネルをはじめ、フロントフォグランプや質感の高い金属調ルーフレール、豊かなロードクリアランスなどを備えることで、アウトバック特有のスタイリングをさらに進化させている。


「B4」のエクステリアでは、スバルのフラッグシップセダンとして、よりスポーティで高品位なスタイリングを追求。塊感のあるフォルムと伸びやかなキャラクターラインにより、たくましさと俊敏な走りの両面を表現した。


インテリアは、立体感のある筒型2眼メーターを採用し、メーター中央には、「EyeSight」や「SI-DRIVE」の作動状況を表示する大型カラー液晶マルチインフォメーションディスプレイを搭載した。また、上級グレードには、先進的な印象を高めるメーターリング照明を設定。照明はブルーを基調としながら、「EyeSight」の警告など、走行状況の変化に応じて色を切り替える。



パワートレインでは、2.5L 水平対向4気筒 DOHC エンジンと、リアトロニック(CVT)の組み合わせが採用された。エンジンでは、従来型の FB25型水平対向エンジンの約8割の部品を新設計。吸排気系、燃焼系を中心に大幅な進化を織込むことで、実用域での扱い易さや軽快な走りを維持しながら、燃費性能の向上を果たした。


リニアトロニック(CVT)では、従来型のリニアトロニックを環境性能と動力性能の両面で進化させ、燃費性能の向上と軽快な走りを両立している。リニアトロニック特有の滑らかな無段変速に加え、アクセル開度によって変速特性を切り替えるオートステップ変速制御や6速マニュアルモードのパドルシフトを採用することで、ドライバーの思い通りに動く、軽快な走りを実現した。


AWD 制御 では、スバル独自のシンメトリカル AWD に加え、アウトバックには、滑りやすい路面などで、エンジン、3輪の駆動力、ブレーキなどを最適に統合制御して、悪路走破性を高めることのできる「X-MODE」を採用。下り坂で低速を維持した走行を実現するヒルディセントコントロール制御も設定するなど、ドライバーの安心感を向上した。


価格等について詳細は、「レガシィ アウトバック」「レガシィ B4」の Web サイトを参照されたい。