
まさか、カーナビの地図が古くてうっかり海の上に出てしまったのだろうか。Fiat(フィアット)の公式Facebookページが公開した小型車「500(チンクエチェント)」の写真が話題を呼んでいる。かわいい黄色のクルマが、ひよこちゃんよろしく水に浮いているのだから当然だ。
いったいどうしてこんな状況に、と疑問の声が上がる一方、熱心なフィアットのファンやオーナーの中にはすぐにぴんときた人も多いようす。
思い出されたのは、2013年に米国カリフォルニア州のハンティントンビーチで開かれたサーフィン大会。フィアットがチンクエチェントを改造したウォータークラフトを登場させた一件だ。



クライスラーとの合併ののち、チンクエチェントとともに米国再上陸を果たしたフィアットが、宣伝のためスポンサーをしている大会のオープニングで変わった趣向を披露した。
あらわれたのは「500」「500C」「アバルト 500」の3台。いずれも形を模しただけでなく、ドライバーが運転して走らせられるようになっており、実際に鮮やかな航行を見せている。
今回は、ウォータークラフトのうち黄色いモデルの写真をあらためて紹介し、ちょっと日本のファンを驚かせようという遊び心のよう。9月末まで実施中の黄色いチンクエチェントが当たるキャンペーンともからめている。なお、念のため、キャンペーンで当たる「500 Gialla(チンクエチェント ジャッラ)」には波に乗る機能はない。