2017年10月に日本のロボット「クラタス」と戦い話題となった米国MegaBotsのロボット「Eagle Prime」。その「Eagle Prime」に搭乗できる体験ツアーが米国で開催されている。

クラタスと戦ったMegaBotに搭乗できるツアー開催
巨大ロボット「Eagle Prime」に搭乗できる体験ツアー開催中

ツアーのコースは「Crush it」と「Take A Ride」の2種類。どちらもMegaBots本社の見学や終了後の写真撮影などが含まれている。ツアーには友人や家族など1名が同行可能。参加者が巨大ロボットに乗って暴れまわるインスタ映え(?)な写真を撮影可能だ。


クラタスと戦ったMegaBotに搭乗できるツアー開催
こんな雄姿を、撮影可能!

「Crush it」では参加者は「Eagle Prime」の前方の射撃手席に搭乗。「Eagle Prime」の腕を動かし、爪を使って、テレビやソファ、家具などの破壊体験ができる。

「Eagle Prime」に搭乗できる体験ツアー
参加者が座る前方の射撃手席
ここから「Eagle Prime」の腕を操作して
様々なものを破壊できる

巨大ロボットに乗りたいか?-クラタスと戦ったMegaBotに搭乗できるツアー開催
アメリカ人って、壊すの好きだなぁ…。
(ツアーでは、クルマは破壊しません)

一方、「Take A Ride」では、自らが操縦桿を握れる。巨大ロボットを操縦したいという子どもの頃の夢を実現可能だ。

クラタスと戦ったMegaBotに搭乗できるツアー開催
射撃手シートからの眺め
意外と、高い!

開催場所は同社本社のあるカリフォルニア州ヘイワード。サンフランシスコ空港からサンマテオブリッジを渡ってしばらく走った場所にある。予約の申し込みは同社のWebサイトで受け付けている。参加費用は「Crush it」が500ドルで、「Take-A-Ride」が1,200ドルとなっている。

年末年始にカリフォルニアに旅行に行く予定のある方、滅多にできない思い出作りにMegaBotsの体験ツアーはいかがだろう?インスタグラムでも、Twitterでも話題になれる…かもしれない。

クラタスと戦ったMegaBotに搭乗できるツアー開催
カリフォルニアへ、GO!
U.S.A.!

また、MegaBotsは同社の巨大ロボットのCADデータをオープンソース化すると発表した。

オープンソース化され配布されるのは、Autodesk Inventorで扱える3D CADファイル。このCADデータを活用することで、MegaBotsが製造するロボットを誰でも再現可能となる。だがなぜMagaBotsはオープンソース化を決めたのだろうか。

「クラタス」と戦った米国MegaBotsのロボットが、オープンソースに
販売されるCADデータの例

MegaBotsのCEOであるMatt Oehrleinさんは、巨大ロボット産業がいまひとつ盛り上がらない現状を嘆いており、この状況を打破するためにオープンソース化に踏み切ったという。同社ロボットのデータを公開することでスタートアップ企業などが巨大ロボット市場に容易に新規参入できるようになり、ロボットビルダーのコミュニティが出現・発展し、議論が活発になることを期待しているそうだ。

「クラタス」と戦った米国MegaBotsのロボットが、オープンソースに
こんなロボットを、誰もが製造可能に!

データを入手するには、25ドルでMegaBotsロボットのポスターを購入する必要がある。このポスターを貼れば、自分が巨大ロボットコミュニティの一員であることを周囲にアピールできる。また、他のビルダーとの出会いも増えるはずだ。

「クラタス」と戦った米国MegaBotsのロボットが、オープンソースに
データ入手時に購入が必要となるポスター
25ドルは安い!