
「YX ONE」はオフロードも走れる電動スケートボードボード。アイルランドダブリンに本拠をおくMOBY Micro Mobilitが開発した。

オールテレーンの電動スケートボードボード「YX ONE」
フロント10インチ、リア13インチの、スケートボードとしては大径のホイールが採用されているのが特長。このホイールと定格出力750W(最大出力1,500W)のハイパワーなモーターの組み合わせが、オフロードやダートコースでの走行を可能にした。

フロント10インチ、リア13インチの大径のホイール採用

どんな路面も走行可能に
このモーターでは最高速度40km/hでの走行が可能だ。また15度の坂をのぼれるという。

スケートボードで坂をのぼるという夢を実現
加速はハンドルに取り付けられたスロットルで行う。このハンドルにはブレーキレバーも取り付けられていて、リアの160mmディスクブレーキを操作可能だ。なお方向転換は一般的なスケートボード同様に、体重移動で行う。

ハンドルに装備されたスロットル&ブレーキ
バッテリーは3時間で約80%まで充電でき、フル充電すれば最長で60kmまで走行できる。
サイズは未公開だが、公開されている画像からはスケートボードとしてはかなり大きめであることがうかがえる。また、重さは22kgとシティサイクル(いわゆるママチャリ)と同じくらい。一般的なスケートボードのように手軽に持ち運ぶことはできない。

ハンドルを倒してもそれなりのサイズ
このため、持ち運びではキャリーバッグのようにコロコロと転がす機構が採用された。

街を歩いていても違和感の無いデザイン?
また、クルマのトランクに収納して持ち運ぶことが可能だ。

小さめのトランクに収納可能
当面は「YX ONE」の公式Webサイトでの販売。価格は2,290ドルで、別途送料が必要となる。販売開始は2020年8月頃に予定されている。

日本では「YX ONE」の公道の走行許可を取るのはかなり面倒そう。電動スケートボードの利用が許可されたスケートボードパークやMTBコースなどで利用するのが良いと思われる。