
将来の「ニッサン インテリジェント モビリティ」を体現したコンセプトカー「Nissan IMs」
電気自動車では、従来の乗用車に求められたプラットフォームやパッケージングのあり方に捉われず、まったく新しいデザインのクルマを創り出せる。「Nissan IMs」は、その実現を目指したコンセプトカーで、セダンともクロスオーバーとも違う「2+1+2」の独自のシートレイアウトを採用した。

電気自動車ならではの独自のシートレイアウトを採用
フロントとリアにモーターを採用。前後のモーターによる4輪駆動システムは、高いコーナリング性能を発揮する。

前後のモーターによる4輪駆動システムが高いコーナリング性を発揮
エクステリアは、シンプルな縦横のラインで構成されている。長いホイールベースや、特徴的なリアウィンドウなど、個性的なスタイルでありながらすっきりしたシンプルなシルエットに仕上げられた。

エクステリアはシンプルなシルエット
フロントには、日産のデザインランゲージである「Vモーション」を採用。グリルレスのV字型デザインは、未来的な印象を与えている。その他、日本伝統の「麻の葉」柄からインスピレーションを得た幾何学模様をルーフやホイール、そしてインテリアにまで、デザイン全体に取り入れた。

フロントには「Vモーション」を採用
ルーフには「麻の葉」柄からインスピレーションを得た幾何学模様をデザイン
ルーフには「麻の葉」柄からインスピレーションを得た幾何学模様をデザイン
インテリアは、「2+1+2」の独自のシートレイアウトが特徴。リアコンパートメントには、両側に小型アウトボードシートを備えた「プレミア」シートが配置されている。このアウトボードシートの背もたれを倒すとアームレストとなる。

リアコンパートメントには「プレミア」シートが配置された
フロントシートは、自動運転時には内側におよそ15度回転させて、後部座席と会話のしやすい配置に変更できる。このとき、ステアリングは格納される。

ステアリングは格納可能
その他、「Nissan IMs」では、CES2019で発表した「Invisible-to-Visible(I2V)」技術も搭載される。運転の楽しさを向上させるため、例えばアバターが車内に現れるなどし、人間のようなインタラクティブな方法で運転をサポートする。