水中翼船も電動化へ―SeaBubblesの「Bubble Taxi」

「Bubble Taxi」は、電動水中翼船。フランスパリに本拠を置くSeaBubblesが開発した。

水中翼船も電動化へ―SeaBubblesの「Bubble Taxi」
電動水中翼船「Bubble Taxi」

交通渋滞は大気汚染を引き起こして人間の健康に悪影響を与えるだけでなく、人々の移動の自由を損ねている。だが、電動の乗り物で水路を移動すれば交通は分散して、渋滞と大気汚染を緩和できるのではないか?これがSeaBubblesが電動水中翼船の開発に至った動機だ。

「Bubble Taxi」を一言で表すと、“誰でも操縦できるボンドカー”だという。自動安定システムの搭載やステアリングでのフライ・バイ・ワイヤの採用などで、クルマとそう変わらない感覚での操縦が可能になっているそう。だがボンドカーとは異なり、水面に波はほとんど立たず、騒音もなく、有毒ガスを排出することもないそうだ。

水中翼船も電動化へ―SeaBubblesの「Bubble Taxi」
クルマとあまり変わらない…というかクルマよりもシンプルな操縦席

乗車定員は操縦者含め5人。サイズは一般的な乗用車と同じ程度だ。クルーズ速度は時速22キロで最高速度は時速29キロ。一回の充電で約40キロの移動ができる。

水中翼船も電動化へ―SeaBubblesの「Bubble Taxi」
乗用車と同じくらいのサイズ

水中翼船も電動化へ―SeaBubblesの「Bubble Taxi」
リアシートはこんなイメージ

ガルウィングタイプのルーフを装備しており、左右のドアを開くことなくオープンな気分を味わえる。このガルウィングルーフは、乗船・下船を楽にするという役目も果たす。

水中翼船も電動化へ―SeaBubblesの「Bubble Taxi」
ん?定員オーバーでは?

「Bubble Taxi」に関しては、多くの米国メディアが試乗記を掲載し始めている。それらによれば「Bubble Taxi」は水上を飛ぶように移動するので波の影響などを比較的受けにくく、揺れによる船酔いに悩まされることがほとんどないのだとか。水路が発達している地域では、ファミリーカーのようなサイズ、手軽さ、操縦の容易性、快適性からクルマに取って代わる交通手段となる可能性は十分にあるとする試乗者は多い。

水中翼船も電動化へ―SeaBubblesの「Bubble Taxi」
水路の発達した地域で、クルマの代わりになる?