
2014年に初代モデルが、2015年には2代目モデルが登場して話題になった“足で漕ぐセグウェイ”「Halfbike」。その最新型「Halfbike 3」が発表されました。ついに、高い実用性を獲得したとしています。

「Halfbike」は、セグウェイのように体重移動で方向転換できる乗り物。電動のセグウェイとは異なり、足元のペダルを人力で漕いで前進します。サドルは取り付けられていないため、ペダルを漕ぐポジションは常に“立ち漕ぎ”。「ジョギングとサイクリングの中間」の体験を楽しめるのが特徴です。

今回発表された「Halfbike 3」では、シリーズで初めて変速機が搭載されました。内装式4段変速により従来は厳しかった登坂や高速巡行も楽になったそうです。

これにより


制動系も強化されました。フロントホイールにはドラムブレーキを装備。ほぼメンテナンスフリーで使えて雨天にも強いブレーキの採用により、通勤での利用がより便利になっています。


2代目モデルで初めて搭載された折り畳み機構は、「Halfbike 3」ではさらに進化。クイックリリースが採用されて、折り畳み/展開が以前より容易になりました。


(注:日本では多くの鉄道で、専用袋への収納が求められます)
重さは前モデルより若干重くなり9kgに。とはいえ「Halfbike」シリーズは自転車と比べると、サドルも大きなリアホイールもありません。その分、運搬は楽でしょう。


設計も全体的に見直され、操作性や持ち運びのしやすさも向上したそう。素材も見直され、耐久性がアップしたそうです。

これらにより、「Halfbike 3」は“楽しいけど未完成な遊び道具”から、“信頼に足るラストマイル移動向けの乗り物”に進化。楽しく、安心して乗れる利用体験を顧客に提供できるようになったと、開発元は述べています。

楽しそうですが、耐久性は低そうです

耐久性は高まっているように見えます
開発元のKoleliniaは今回も、クラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では499ドルの出資と75ドルの送料で「Halfbike 3」を1台入手できます。出荷は2019年7月に予定されています。
