ミニカーゴバイク「YOONIT」

「YOONIT」は小さいけどたくさんの荷物を運べる自転車。ドイツハンブルグに本拠を置くYOONIT bikesが開発しました。

ミニカーゴバイク「YOONIT」
小さなカーゴバイク「YOONIT」

CO2削減に協力するため、クルマから自転車に乗り換える人を対象とした製品。週末のまとめ買いやIKEAで購入した家具を持ち帰るために利用する“カーゴバイク”カテゴリーに属する自転車です。


ミニカーゴバイク「YOONIT」
ドイツ製品ですがアジアのニオイがしますね

便利なカーゴバイクですが、サイズが大きく、重く、小回りが利かないという欠点もあります。「YOONIT」はそんなカーゴバイクの欠点を解消した、小さく、軽く、小回りの利くカーゴバイクです。

ミニカーゴバイク「YOONIT」
このハンドル機構がポイントです

全長はわずか177.5cmと欧州の一般的な自転車よりも短く、日本でも普通自転車として認められるサイズです。重さはわずか20kg。これは日本のママチャリと同程度で、軽いので階段などを手で持って降りることもできます。

ミニカーゴバイク「YOONIT」
20kgなので持ってあがるのは大変かもしれません

これほど小さいのに耐荷重は搭乗者を含めて175kg。体重100kgの人が乗る場合であれば、75kgの荷物を載せることができます。

ミニカーゴバイク「YOONIT」
75kg以上の荷物を載せるとフロントヘビーになるので
運転に注意が必要なのだとか

コンパクトサイズは日常使いでの大きなメリットになります。日本ではちょっと無理ですが、欧州であれば折り畳まずにこのまま電車に持ち込めるのだそう。電車と自転車を組み合わせた通勤に利用できるそうです。

ミニカーゴバイク「YOONIT」
欧州だと駅からオフィスまで遠いケースが多いんですよね

ボディ構造はユニークですが、パーツには一般的なものを採用。例えば変速機にはShimanoの内装8段が採用されていますし、ベルトドライブにはGates製が採用されており、高い信頼性を期待できます。

ミニカーゴバイク「YOONIT」
Gates製ベルトドライブ装備

価格は2,300ユーロ程度、発売時期は2021年夏頃になる予定。販売ターゲット国はまずはEU加盟国で、その後拡大していくそう。将来的には日本でも販売したいとのことです。

ミニカーゴバイク「YOONIT」
自転車もドイツ車の時代になるか?